の走行中はスクリーンが通常 2 つのウィンドウに分割されます (例外は vmstat を表示する場合で この時はスクリーン全体を使います)。 上のウィンドウはその時のシステムのロードアベレージを表示します。 下のウィンドウに表示される情報は、ユーザのコマンドに応じて 変化するかもしれません。 スクリーンの最終行はユーザの入力と エラーメッセージのために予約されています。
デフォルトでは はプロセッサ使用率が最大のプロセスを下のウィンドウに表示します。 他にはスワップ領域の使用状況、ディスク I/O の統計情報 ( iostat(8) 式に)、仮想記憶の統計情報 ( vmstat(8) 式に)、ネットワークの ``mbuf'' 利用率、 TCP/IP 統計情報、 ネットワークコネクション ( netstat(1) 式に) を表示します。
入力は 2 つの異なるレベルで解釈されます。 ``グローバル'' なコマンドインタプリタがすべてのキーボード入力を 処理します。 もしこのコマンドインタプリタがコマンドを認識できないと、 入力行は表示する種類毎のコマンドインタプリタに渡されます。 これによって各表示内容に応じたコマンドを持つ事が可能になります。
コマンド行のオプション:
いくつかの文字は を即座に反応させます。 そういった文字には以下の物があります
以下のコマンドは ``グローバル'' なコマンドインタプリタによって 解釈されます。
指定可能な表示内容には以下があります:
表示内容が icmp の場合は 2 つのコマンドが利用できます: mode と reset です。 mode コマンドは与えられた引数に応じて 4 つの表示モードから 1 つを選ぶために使います:
reset コマンドは since モードの基点をリセットします。 引数なしの mode コマンドはその時点のモードをコマンドラインに表示します。
以下のコマンドは表示内容が iostat の場合に特有です; 先頭からの一意に識別可能な文字数だけで指定可能です。
画面の左上の領域にはログインしているユーザ数と過去 1、5、15分間の ロードアベレージが表示されます。 この行の下はメモリ利用率の統計情報です。 この表の 1 行目はアクティブなプロセス、つまり過去 20 秒以内に 走行状態だったことのあるプロセスのみのメモリ利用率を報告します。 2 番目の行は全プロセスのメモリ利用状況を報告しています。 1 番目の列はプロセスによって要求された物理ページ数を表示します。 2 番目の列は読みだし専用のテキストページに当てられた 物理ページ数を表示します。 3 番目と 4 番目の列は同じ物に関して仮想ページの情報を表示します。 これは全プロセスが全ページを持つとした時に必要となるページ数を表します。 最後に、最終列はフリーリスト上の物理ページ数を示します。
メモリ情報の下は平均プロセス数のリスト (1 更新期間前からのもの) で、 走行可能 (`r')、ページ待ち中 (`p')、 ページング以外のディスク待ち中 (`d')、 スリープ状態 (`s')、スワップアウトされているが実行されるのを 待っている状態 (`w') です。 この行にはコンテキストスイッチの平均回数 (`Csw')、 トラップ (`Trp'; ページフォルトを含む)、 システムコール (`Sys')、割り込み (`Int')、 ネットワークソフトウェア割り込み (`Sof')、 ページフォルト (`Flt') も表示します。
このプロセスキューの長さのリストの下は 時間の総計をシステム (`=' で示されます)、割り込み (`+' で示されます)、 ユーザ (`>' で示されます)、ナイス (`-' で示されます)、 アイドル (` ' で示されます) について数値のリストと棒グラフで 表した物です。
プロセス情報の下はファイル名変換の統計情報です。 これは前の更新期間中に行われたファイル名から inode 番号への変換の 回数、システム全体で共通の変換キャッシュで処理された物の回数と 割合、プロセス毎の変換キャッシュで処理された物の回数と割合を 表示しています。
左下はディスクアクセス状況です。 ここでは 1 更新間隔 (デフォルトでは 5 秒) において、 転送あたりのキロバイト数、秒あたりの転送回数、秒あたりの転送メガバイト数、 ディスクがビジーであった時間のパーセンテージを報告します。 システムは、ほぼすべてのストレージデバイスの統計情報を保持します。 一般的には、7 個までのデバイスが表示されます。 表示されるデバイスは、 デフォルトではカーネルのデバイスリストの先頭にあるものです。 devstat システムの詳細については、 devstat(3) および devstat(9) を参照してください。
右上の日時の下はページングとスワップの稼働状況です。 最初の 2 列は、1 更新間隔の間にページフォルトとページデーモンによって、 読み込まれたページ数と掃き出されたページ数の 1 秒あたりの平均を報告します。 3 番目と 4 番目の列は、1 更新間隔の間にスケジューラによって発行された スワップ要求により 読み込まれたページ数と掃き出されたページ数の 1 秒あたりの平均を報告します。 この情報の 1 行目は 1 更新間隔での秒あたりの平均ディスク転送回数を 示します; この情報の 2 行目は 1 更新間隔での秒あたりの平均転送ページ数を 示します。
ページングの統計情報の下は仮想記憶システムの以下の項目の平均数を 表示する列です。 それぞれ、 書き込み時にコピーが行われたページ数 (`cow')、 要求時 0 クリアが行われたページ数 (`zfod')、 ページング対象から外され、固定されているページ数 (`wire')、 遅い (オンザフライの) 0 フィルの割合 (`%slo-z')、 最近参照されたページ数 (`act')、 ページングの候補になっているページ数 (`inact')、 バッファキャッシュキューにあるページ数 (`cache')、 フリーページ数 (`free')、 ページデーモンが解放したページ数 (`daefr')、 プロセスが終了した事によって解放されたページ数 (`prcfr')、 フリーリストから再有効化されたページ数 (`react')、 ページデーモンが起こされた回数 (`pdwak')、 ページデーモンが調べたページ数 (`pdpgs')、 読み込み途中でページフォルトがブロックされた回数 (`intrn') の 1 更新間隔での秒あたりの平均値です。
この列のいちばん下は、以下の用途に使われている メモリの総量をそれぞれについてキロバイト単位で示しています。 バッファキャッシュのために使われている分 (`buf')、 バッファキャッシュ中のダーティバッファ数 (`dirtybuf')、 vnode キャッシュの望まれる最大サイズ (`desiredvnodes') (ネームキャッシュのサイズまでを除くと、大部分は未使用)、 実際に確保された vnode 数 (`numvnodes')、 確保された vnode でフリーな物の数 (`freevnodes')
画面の右下はシステムによって処理された割り込みの詳細です。 リストのトップは更新期間中の秒あたりの総割り込み数です。 列の残りの部分は総割り込み数のデバイス毎の詳細です。 ブートしてから少なくとも 1 回は割り込みを発生したデバイスについてのみ 表示されます。
以下のコマンドは表示内容が vmstat の場合に特有です; 先頭からの一意に識別可能な文字数だけで指定可能です。
表示される各インタフェースごとに、 現在・ピーク・合計の統計情報が、 入力および出力のトラフィックに対して表示されます。 デフォルトでは、人が読める書式になるように、 ifstat 表示は使用単位を自動的に変えます。 現在およびピークトラフィックのスケール単位は、 scale コマンドで変更可能です。
表示内容の切り替えコマンドは先頭からの一意に識別可能な 文字数に短縮できます; 例えば ``iostat'' は ``io'' と省略できます。 画面サイズが表示内容に不十分な時は情報が捨てられる可能性があります。 例えば、10 台のドライブがあるマシンでは iostat の棒グラフは 24 行の端末では 3 ドライブ分しか表示しません。 棒グラフが割り当てられた画面のスペースに収まらない時は 切り詰められて実際の値は棒の ``先端部分'' に表示されます。
以下のコマンドはディスクドライブに関する情報を表示する物に 共通です。 これらのコマンドは、あなたのシステムに、通常 画面に表示しきれない数のドライブがある場合に、情報を表示する ドライブのセットを選択するために使うためのものです。
match da,scsi | cd,ide
これは、 全 SCSI ダイレクトアクセスデバイスと、全 IDE CDROM デバイスを表示します。
match da | sa | cd,pass
これは、全ダイレクトアクセスデバイス、全シーケンシャルアクセスデバイス、 そして CDROM へのアクセスを提供する全パススルーデバイスを表示します。