du(1)

du − ディスク使用統計の表示

du [−H | −L | −P] [−I mask] [−a | −s | −d depth] [−c] [−h | −k | −m] [−x] [file ...]

解説

du ユーティリティは、引数に指定された各ファイル、および引数に指定された各 ディレクトリを根とするファイル階層内にある各ディレクトリ内のディスク使用 統計をブロック単位で表示します。引数にファイルが指定されなかった場合に は、カレントディレクトリを根とするファイル階層内のブロック単位の使用統計 を表示します。

オプションは以下の通りです:

コマンド行に指定されたシンボリックリンクをたどります。階層内を調 べている途中で見つかったシンボリックリンクはたどりません。

−L
コマンド行のシンボリックリンクおよび階層内を調べている途中で見つ かったシンボリックリンクをたどります。

−I mask
指定した mask に適合するファイルおよびディレクトリを無視します。

−P
シンボリックリンクを全くたどりません。これがデフォルトです。

−a
ファイル階層内の各ファイルの情報も表示します。

−h
「人間が読める」出力。単位のサフィックス、 Byte, Kilobyte, Megabyte, Gigabyte, Terabyte, Petabyte を付けます。

−r
読めないディレクトリやオープンできないファイルといったメッセージ を生成します。これはデフォルトです。このオプションは、単に X/Open Portability Guide Issue 4 (‘‘XPG4’’) 準拠のためだけにあります。

−s
指定したファイルのエントリを表示します ( −d 0 と等価です)。

−d depth
深さ depth までの全てのファイルとディレクトリだけを表示します。

−c
総計を表示します。

−k
1024 バイト (1 キロバイト) ブロックとして報告します。

−m
1048576 バイト (1 メガバイト) ブロックとして報告します。

−x
ファイルシステムマウントポイントはたどりません。

du ユーティリティは、 −H もしくは −L オプションが指定されない限り、シンボ リックリンクの大きさはリンクの参照先の大きさではなく、シンボリックリンク 自身の占める大きさとして数えます。もし −H もしくは −L のどちらかのオプ ションが指定された場合には、たどられた全てのシンボリックリンクの大きさは 数えられず、また表示もされません。

複数のハードリンクを持つファイルは、 du の実行中、1 回しか数えられず、1 回しか表示されません。

環境変数

BLOCKSIZE 環境変数が指定されていて −k オプションが指定されてい ないと、ブロック数はそのブロックサイズ単位で表示されます。 BLOCKSIZE 環境変数が指定されておらず −k オプションが指定されて いないと、ブロック数は 512 ブロックサイズ単位で表示されます。

関連項目

df(1), fts(3), symlink(7), quot(8)

du コマンドは、 Version 1 AT&T UNIX で登場しました。

FreeBSD 10.0 June 2, 2004 FreeBSD 10.0