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RLOGIN(1) FreeBSD 一般コマンドマニュアル RLOGIN(1)

名称

rlogin − リモートログイン

書式

rlogin [−468DEd] [−e char] [−i localname] [−l username] host

解説

rlogin ユーティリティは、リモートホスト host 上で端末セッションを開始しま す。

rlogin ユーティリティはまず最初に、以下に述べる Kerberos 認証メカニズムの 使用を試みます。もしリモートホストが Kerberos をサポートしていなければ、 標準的な Berkeley rhosts 認証メカニズムが用いられます。

オプションは以下の通りです:

       −4

IPv4 アドレスのみを使用します。

−6
IPv6 アドレスのみを使用します。

−8
常に 8 ビットの入力データパスを有効にします。 −8 オプションを指定し なければ、リモート側のストップ/スタートキャラクタが ^S/^Q の場合を 除き、パリティビットが取り除かれます。

−D
ソケットオプション TCP_NODELAY を有効にします。ネットワーク負荷を高 めますが、対話の応答性が向上します。

−E
いかなるキャラクタもエスケープキャラクタとして認識されないようにし ます。 −8 オプションと組み合わせて用いると、完全に透過的なコネク ションとなります。

−d
リモートホストとの通信に用いる TCP ソケットのソケットデバッグ機能 ( setsockopt(2) 参照)を有効にします。

−e
エスケープキャラクタを指定します。デフォルトは ‘‘~’’ です。指定はリ テラルキャラクタあるいは \nnn 形式の 8 進数で行います。

−i
認証に使用する別のローカル名を、呼び出し元が指定可能です。本オプ ションは、UID 0 のプロセスのみに制限されます。

−l
リモートログインに別の username を指定します。このオプションを指定 しないと、ローカルなユーザ名を使用します。

‘‘⟨
escape char⟩.’’ という形式の行を入力すると、リモートホストから切断し ます。同様に ‘‘⟨
escape char⟩^Z’’ という行を入力すると rlogin セッション を中断し、 ‘‘⟨
escape char⟩ ⟨
delayed-suspend char⟩’’ を入力すると rlogin の送信部分のみ中断し、リモートシステムからの出力は有効に保ちます。 デフォルトでは <escape char> はチルダ (‘‘~’’) であり、 <delayed-suspend char> は普通 control-Y (‘‘^Y’’) です。

エコーは全てリモートサイト側で行われ、(遅延を除き) rlogin は透過的です。 ^S/^Q によるフロー制御や割り込み発生時の入出力のフラッシュは正しく処理さ れます。

KERBEROS 認証

各ユーザはホームディレクトリの .klogin ファイル中に各個人の認証リストを持 つことができます。このファイルの各行は principal.instance@realm という形 式で Kerberos の principal 名を持っています。もし最初のユーザが .klogin 中のある principal 名に認証されれば、そのアカウントでのアクセスが許可され ます。もし .klogin ファイルが存在しなければ、次の principal accountname.@localrealm でのアクセスが許可されます。これ以外の場合、 login(1) の場合と同様、リモートマシンにおいてログインとパスワードのプロン プトが表示されます。いくつかのセキュリティ問題を回避するため、 .klogin ファイルはリモートユーザの所有としなければなりません。

Kerberos 認証に失敗すると、警告メッセージが表示され、標準的な Berkeley rlogin 方式が用いられます。

環境変数

rlogin では以下の環境変数が用いられます:

       TERM

ユーザの端末タイプを決定します。

関連項目

login(1), rsh(1), telnet(1), setsockopt(2), kerberos(3), krb_realmofhost(3), krb_sendauth(3), ruserok(3), tty(4), auth.conf(5), hosts(5), hosts.equiv(5), rlogind(8), rshd(8)

関連ファイル

       /etc/hosts

/etc/hosts.equiv
/etc/auth.conf
$HOME/.rhosts
$HOME/.klogin

歴史

rlogin コマンドは 4.2BSD から登場しました。

IPv6 サポートを WIDE/KAME プロジェクトが追加しました。

バグ

rlogin ユーティリティは近い将来 telnet(1) に置き換えられるでしょう。

より多くの環境が引き継がれるべきです。

FreeBSD 10.0 September 26, 2003 FreeBSD 10.0

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