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SPLIT(1) FreeBSD 一般コマンドマニュアル SPLIT(1)

名称

split − ファイルを分割する

書式

split [−a suffix_length] [−b byte_count[k|m]] [−l line_count] [−p pattern] [file [name]]

解説

split は、指定された file を 1000 行ごとに分割します。 file が単一のダッ シュ (‘’) または無い場合、 split は標準入力を読み込みます。

オプションは以下のとおりです。

       −a

suffix_length 文字を、ファイル名のサフィックスの生成に使用しま す。

−b
byte_count
バイト単位で分割します。 ‘‘k’’ を数字の後ろに付けた場 合は、 byte_count キロバイト単位で分割します。 ‘‘m’’ を数字の後ろ に付けた場合は、 byte_count メガバイト単位で分割します。

−l
n
行単位で分割します。

−p pattern
拡張正規表現として解釈される pattern に入力行がマッチするたび、 ファイルが分割されます。マッチする行は、次の出力ファイルの最初の 行になります。本オプションは、 −b および −l のオプションと共には 指定できません。

オプションのあとに引数を指定した場合、最初の引数は入力ファイルの名前とし て扱われます。その次の引数は、分割したデータを格納するファイル名の接頭語 として扱われます。この場合、分割したデータを格納するファイル名は接頭語の あとに ‘‘a-z’’ の範囲の suffix_length 個の文字を付けたファイルに、辞書式 順序で分割されます。 −a が指定されない場合、2 文字が接尾語として使用され ます。

name 引数が指定されなかった場合、分割されたデータ名は、接頭語が ‘‘x-z’’ の範囲となり、前述の接尾語が付きます。

環境変数

environ(7) に記述されているように、 LANG, LC_ALL, LC_CTYPE 環境変数は split の実行に影響を及ぼします。

診断

ユーティリティ split は、成功すると 0 で、エラーがあった場合は >0 で終了 します。

関連項目

csplit(1), re_format(7)

規格

split ユーティリティは IEEE Std 1003.1-2001 (‘‘POSIX.1’’) に適合していま す。

歴史

split コマンドは Version 3 AT&T UNIX から登場しました。

バグ

歴史的な理由により、 name を指定した場合は、 split は 最大 676 個のファイ ルにしか分割できません。デフォルトのファイル名に分割した場合は、最大 2028 個のファイルに分割することができます。 −a オプションを使用することで、こ の限界を回避できます。

パターンにマッチする最大行長は 65536 です。

FreeBSD 10.0 July 12, 2004 FreeBSD 10.0

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