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WHO(1) FreeBSD 一般コマンドマニュアル WHO(1)

名称

who − 誰がシステム上にいるかを表示する

書式

who [−HmqsTu] [am I] [file]

解説

who ユーティリティは、現在ログインしている全ユーザについて情報を表示しま す。デフォルトでは、ログイン名、端末名、ログインした日時、ローカルでない 場合はホスト名が含まれます。

オプションは以下の通りです:

       −H

コラムの見出しを出力の上に表示します。

−m
標準入力に接続された端末情報のみを表示します。

−q
‘‘高速モード’’: ログインユーザの名前と数をコラムに表示します。他 のコマンドラインオプションはすべて無視されます。

−s
名前、回線、時刻フィールドのみを表示します。これがデフォルトで す。

−T
各ユーザがメッセージを受け付けているかどうかを表示します。次のい ずれかの文字が表示されます:

+
ユーザはメッセージを受け付けています。
-
ユーザはメッセージを受け付けていません。
?
エラーが発生しました。

−u
各ユーザに関して、アイドル時間を、時間と分の hh:mm の形式、アイド ル時間が 1 分未満の場合は ‘.’ の形式、アイドル時間が 24 時間を越 える場合は ‘‘old’’ の形式で表示します。

am I
−m
と同じです。

who はデフォルトで /var/run/utmp を調べますが、 file が指定された場合、そ のファイルからユーザ情報を得るようにします。 file には、普通、 /var/log/wtmp を指定します (あるいは、サイトの方針次第ですが、 /var/log/wtmp.[0-6] であるかもしれません。というのも、 wtmp ファイルは大 変大きくなるかもしれないので、 ac(8) によって圧縮した後には、日毎のファイ ルを保存していない場合もあるからです)。 wtmp には、最後に wtmp を作成する か、またはそのファイルサイズを 0 にして以来の全てのログイン、ログアウト、 クラッシュ、シャットダウン、および date コマンドでの日時の変更が記録され ています。

/var/log/wtmp ファイルが記録ファイルとして使用されている場合には、ユーザ 名は空、あるいは特殊文字 ’|’, ’}’, ’~’ のうちのひとつであるかもしれませ ん。その際には、ログアウトすることで、ユーザ名が記録されていない出力行を 生成します。より詳しくは、 utmp(5) を参照してください。

環境変数

COLUMNS, LANG, LC_ALL, LC_TIME の環境変数が、 environ(7) の記述通りに、 who の実行に影響します。

関連ファイル

       /var/run/utmp

/var/log/wtmp
/var/log/wtmp.[0-6]

診断

ユーティリティ who は、成功すると 0 で、エラーがあった場合は >0 で終了し ます。

関連項目

last(1), users(1), w(1), utmp(5)

規格

who ユーティリティは IEEE Std 1003.1-2001 (‘‘POSIX.1’’) に適合していま す。

歴史

who ユーティリティは Version 1 AT&T UNIX から登場しました。

FreeBSD 10.0 May 8, 2002 FreeBSD 10.0

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