スポンサーリンク

UTRACE(2) FreeBSD システムコールマニュアル UTRACE(2)

名称

utrace − ktrace のログの中へのユーザレコードの挿入

ライブラリ

標準 C ライブラリ (libc, −lc)

書式

#include <sys/types.h>
#include <sys/param.h>
#include <sys/time.h>
#include <sys/uio.h>
#include <sys/ktrace.h>

int

utrace(const void *addr, size_t len);

解説

プロセストレースに、ユーザによって供給された情報のレコードを追加します。 このレコードは addr によって指されているメモリから len バイトを格納してい ます。この呼び出しは、呼び出したプロセスがトレースされている場合にのみ効 果があります。

戻り値

成功して終了したときには値 0 を返します。そうでない場合、値 -1 が返され、 グローバル変数 errno が設定されてエラーを示します。

エラー

       [EINVAL]

指定されたデータの長さ len が KTR_USER_MAXLEN よりも大 きいです。

[ENOMEM]
要求を実現するためにはメモリが不足しています。

[ENOSYS]
現在実行中のカーネルが ktrace(2) のサポート (options KTRACE) を外してコンパイルされています。

関連項目

kdump(1), ktrace(1), ktrace(2)

歴史

utrace() システムコールは FreeBSD 2.2 ではじめて登場しました。

FreeBSD 10.0 December 28, 2000 FreeBSD 10.0

スポンサーリンク