MBRUNE(3) FreeBSD ライブラリ関数マニュアル MBRUNE(3)
名称
mbrune, mbrrune, mbmb − C のためのマルチバイト文字 (rune) サポート |
ライブラリ
標準 C ライブラリ (libc, −lc) |
書式
#include <rune.h> char * |
mbrune(const char *string, rune_t rune); char * |
mbrrune(const char *string, rune_t rune); char * |
mbmb(const char *string, char *pattern); |
解説 |
これらのルーチン群は、マルチバイト文字列のための strchr(), strrchr(), strstr() 相当の機能を提供します。 mbrune() 関数は、 string の指す文字列の中で、 rune が最初に現れる位置を指 します。終端の NUL 文字は文字列の一部とみなされます。 rune が ‘\0’ である 場合は mbrune() は終端の ‘\0’ を指します。 mbrrune() 関数は、文字列 string の中で rune が最後に現れる位置を指しま す。 rune が ‘\0’ である場合は mbrune() は終端の ‘\0’ を指します。 mbmb() 関数は、ヌルで終端する文字列 string の中で、ヌルで終端する文字列 pattern が最初に現れるものを指します。 pattern が空文字列である場合、 mbmb() は string を返します。 pattern が string の中のどこにも現れない場 合、 mbmb() は NULL を返します。それ以外の場合、 mbmb() は、 pattern が最 初に現れる先頭の文字のポインタを返します。 |
戻り値
mbrune() 関数は、該当する文字の位置を示すポインタを返します。文字列中に該 当する文字が見つからない場合は NULL を返します。 mbrrune() 関数は、該当する文字のポインタを返します。文字列中に該当する文 字が見つからない場合は NULL を返します。 mbmb() 関数は、 pattern のポインタを返します。文字列中に該当する pattern が見つからない場合は NULL を返します。 |
関連項目
歴史
mbrune(), mbrrune(), mbmb() 関数は、Bell Labs の Plan 9 で utfrune(), utfrrune(), utfutf() として現れました。 FreeBSD 10.0 April 19, 1994 FreeBSD 10.0 |