STRSTR(3) FreeBSD ライブラリ関数マニュアル STRSTR(3)
名称
strstr, strcasestr, strnstr − 文字列中の部分文字列の位置を探す |
ライブラリ
標準 C ライブラリ (libc, −lc) |
書式
#include <string.h> char * |
strstr(const char *big, const char *little); char * |
strcasestr(const char *big, const char *little); char * |
strnstr(const char *big, const char *little, size_t len); |
解説 |
strstr() 関数は、ヌル文字で終了する文字列 big 中で、ヌル文字で終了する文 字列 little が最初に出現する位置を探します。 strcasestr() 関数は、 strstr() と同様ですが、両方の文字列を無視します。 strnstr() 関数は、検索された len 文字より少ない文字列 big の中で、ヌル文 字で終了する文字列 little が最初に出現する位置を探します。 ‘\0’ の後に現 れる文字は、検索されません。 strnstr() 関数は、 FreeBSD の特定の API なの で、移植に無関係なときだけ利用するようにしてください。 |
戻り値
little が空の文字列のとき、 big を返し、 little に big がない場合は、NULL を返します。それ以外のときは、最初に出現した little の最初の文字へのポイ ンタを返します。 |
例
次の例は、 largestring の "Bar Baz" 部分がポインタ ptr にセットされます。 const char *largestring = "Foo Bar Baz"; const char *smallstring = "Bar"; char *ptr; ptr = strstr(largestring, smallstring); 次の例は、ポインタ ptr に NULL がセットされます。これは largestring の最 初の 4 文字だけを検索するためです。 const char *largestring = "Foo Bar Baz"; const char *smallstring = "Bar"; char *ptr; ptr = strnstr(largestring, smallstring, 4); |
関連項目
memchr(3), strchr(3), strcspn(3), strpbrk(3), strrchr(3), strsep(3), strspn(3), strtok(3) |
規格
strstr() 関数は、 ISO/IEC 9899:1990 (‘‘ISO C89’’) に適合しています。 FreeBSD 10.0 October 11, 2001 FreeBSD 10.0 |