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TIMES(3) FreeBSD ライブラリ関数マニュアル TIMES(3)

名称

times

ライブラリ

標準 C ライブラリ (libc, −lc) − 時間の処理

書式

#include <sys/times.h>

clock_t

times(struct tms *tp);

解説

このインタフェースは、関数 getrusage(2) および gettimeofday(3) に置き換え られています。

times() 関数は、1970 年 1 月 1 日 0 時 0 分 0 秒で調整された世界時から 測った CLK_TCK の時間値を秒で返します。

この関数は、 tp により指示された構造に時間計測情報を書込みます。

tms 構造は、次のように定義されます:

      struct tms {
              clock_t tms_utime;
              clock_t tms_stime;
              clock_t tms_cutime;
              clock_t tms_cstime;
      };

この構造の要素は、次のように定義されます:

       tms_utime

ユーザインストラクションの実行に対して請求される CPU タイム。

tms_stime
その処理のためのシステムによる実行に対して請求される CPU タイ ム。

tms_cutime
子プロセスの tms_utime s および tms_cutime s の和。

tms_cstime
子プロセスの tms_stimes および tms_cstimes の和。

すべての時間は、 CLK_TCK 秒で表されます。

終了した子プロセスの時間は、 wait(2) 関数の 1 つが終了した子のプロセス ID をその親に返したときに、その親の tms_cutime および tms_cstime の要素にイ ンクルードされます。エラーが起きた場合は、 times() 関数は値 ((
clock_t
)−1) を返し、エラーを示す errno を設定します。

エラー

times() 関数が失敗すると、ライブラリルーチン getrusage(2) および gettimeofday(2) に指定されたすべてのエラーに対して、グローバル変数 errno を設定する場合があります。

関連項目

time(1), getrusage(2), gettimeofday(2), wait(2), clocks(7)

規格

times() 関数は、 IEEE Std 1003.1-1988 (‘‘POSIX.1’’) に準拠しています。

FreeBSD 10.0 June 4, 1993 FreeBSD 10.0

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