AR(4) FreeBSD/i386 カーネルインタフェースマニュアル AR(4)
名称
ar − 同期 Arnet デバイスドライバ |
書式
device ar0 at isa? port 0x300 net irq 10 iomem 0xd0000 |
device ar1 at isa? port 0x310 net irq 11 iomem 0xd0000 |
pseudo-device sppp |
解説 |
ar ドライバは HD64570 チップを使用した Arnet SYNC/570i ISA カードをサポー トします。 2 ポートと 4 ポートの両方のカードをサポートし、自動検出しま す。 回線速度は最大で 2Mbps まで得られます。この速度では 486DX プロセッサで帯 域の約 85 % を使用することができます。 リンクレベルの層に、標準の FreeBSD sppp コードを使用します。デフォルトの プロトコルは PPP です。 Cisco HDLC プロトコルは ifconfig(8) に link2 を追 加することによって使用できます。 |
番号
カーネル設定ファイルでは、カード毎に 1 行のみが必要です。最初のカードの ポートは、ar0 から導入されます。次のカードの番号は、最初のカードで止まっ た所から続けます。つまり、もし最初のカードが 2 ポートのカードなら、その カードは ar0 と ar1 を使います。そして次のカードは、ar2 から始めます。 カードは IRQ 3, 5, 7, 10, 11, 12, 15 のみをサポートします。 iomem 領域は、16Kb ブロックであり、16Kb 境界から始まる必要があります。 |
診断
ar%d: Warning illegal interrupt %d. カードが指定された割り込みを使用でき ません。他の割り込みを選んでください。 |
関連ファイル
/sys/i386/isa/ic/hd64570.h
/sys/i386/isa/if_arregs.h バグ |
現時点で V.35 と X.21 インタフェースだけを試験しています。他のものではク ロック部分のコードを微調整する必要があるでしょう。 このコードには、おそらく最適化の余地があります。 このコードは、まだできたばかりですから非常に多くのバグがあるでしょう。バ グは jhay@mikom.csir.co.za へ報告してください。 |
関連項目
cx(4), netintro(4), ifconfig(8), lsdev(8) |
作者
ar デバイスドライバは John Hay 〈jhay@mikom.csir.co.za〉 が作成しました。 FreeBSD 10.0 November 19, 1995 FreeBSD 10.0 |