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ATKBD(4) FreeBSD カーネルインタフェースマニュアル ATKBD(4)

名称

atkbd − AT キーボードのインタフェース

書式

device atkbd0 at isa? tty irq 1

解説

atkbd ドライバは atkbdc ドライバと共に、AT キーボードコントローラに接続さ れた AT 84キーボードや AT 拡張キーボードを利用できるようにします。

このドライバはコンソールドライバ syscons(4) もしくは pcvt(4) のために必要 です。

カーネル設定ファイルには atkbd デバイスを 1 つだけ定義することができま す。また、このデバイスが機能するためには atkbdc キーボードコントローラが 必要です。 irq は常に 1 であることが必要で、変えることはできません。

ドライバの設定

ドライバのフラグ

atkbd ドライバは次のドライバフラグを受け付けます。これらはカーネル設定 ファイル (config(8) 参照) か、もしくはブート時のユーザ設定メニュー (boot(8) 参照) で指定できます。

       bit 0 (FAIL_IF_NO_KBD)

デフォルトでは、たとえ実際にはキーボードが接続されていなくても、 atkbd ドライバはインストールされます。このオプションは、このような 状況ではドライバをインストールしないようにします。

bit 1 (NO_RESET)
このオプションが与えられると、 atkbd ドライバは初期化の際にキーボー ドをリセットしません。ファンクションキーが特別な機能を持っていて、 キーボードをリセットすると機能が失われるようなラップトップコン ピュータで、役に立つかもしれません。

bit 2 (ALT_SCANCODESET)
ThinkPad のいくつかのモデルのキーボードのように、キーボードのなかに は古い XT キーボードのように振舞うものがあります。このようなキー ボードではこのオプションが必要です。

関連項目

atkbdc(4), pcvt(4), psm(4), syscons(4), boot(8), config(8)

歴史

atkbd ドライバは FreeBSD 3.1 に初めて登場しました。

作者

atkbd ドライバは Soren Schmidt ⟨sos@FreeBSD.org⟩ と
Kazutaka Yokota ⟨yokota@FreeBSD.org⟩ が書きました。このマニュアルページは
Kazutaka Yokota が書きました。

FreeBSD February 9, 1999 FreeBSD

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