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daic(4) FreeBSD カーネルインタフェースマニュアル daic(4)

名称

daic − EICON.Diehl active isdn カード用 isdn4bsd ドライバ

daic ドライバは古い Diehl active カード: S, SX, SXn, SCOM そして QUADRO をサポートします。

書式

以下のような設定行を用います

daic0 at isa? iomem 0xd8000 irq 10

QUADRO カードについても同じ設定を用います。ドライバはボードの種類を検出し て 4 つのポート全てを、ISDN4BSD システムのコントローラとしてアタッチしま す。アタッチされた各々のポートは、isdnctl ユーティリティを使って表示でき ます。

解説

daic ドライバは isdn カードを ISDN4BSD カーネルサブシステムへインタフェー スします。それ以下のレイヤは全てカードによって扱われます。このドライバは EICON.Diehl によって作られた、どこの国の isdn プロトコルにおいても、あな たのカードが動作すると思われますが、ドライバは DSS1 プロトコルにおいてし かテストされておらず、カードインタフェースのある部分は isdn プロトコルに 依存しています。

daic ドライバは 1992 年より文書化されている Diehl の ISDN-Karten Benutzerhandbuch に準拠するよう作られています。

マイクロコードのダウンロード

どの active カードも使用する前にそれぞれのカードに適合したオペレーティン グソフトウェアを必要としますので、 ISDN4BSD を使用する前にダウンロードを してください。ダウンロードには isdnctl ユーティリティを用います。例えばコ ントローラ番号 1 にファイル te_etsi.sx をダウンロードするには isdnctl -d te_etsi.sx 1 とします。使用可能なコントローラ (とポート) を全て表示するに は、 isdnctl -l としてください。あなたの isdn インタフェースに合った正し い isdn プロトコルファイルを選択する必要があります。詳細は Diehl の資料を 参照してください。

カードの起動プロセスでは、カード種別や使用するプロトコルに依存しない、そ れ以外のファイルも処理します。現在の Diehl によるソフトウェアの配布では、 このファイルは download.bin と呼ばれており、 dev/ic/microcode/daic 以下の カーネルコンパイル用ディレクトリにコピーしておく必要があり、またそのディ レクトリで make を行なって、カーネルをコンパイルする際に必要となるヘッダ ファイルに変換しておく必要があります。この操作を忘れると、カーネルのコン パイルに失敗するので、忘れたことがわかるでしょう。著作権による制限のた め、このファイルを統合してドライバを配布することはできません。しかしカー ドを持っていればファイルも持っています (または Diehl のウェブサーバから取 得できます)。

バグ

このドライバはまだ完成していません。NetBSD でのみこのドライバをコンパイル することが可能ですが、そこでさえも動いていません。この問題は近いうちに修 正され、ドライバは FreeBSD に移植されるでしょう。

関連項目

isdnctl(1)

FreeBSD 10.0 January 30, 1998 FreeBSD 10.0

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