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i4b(4) FreeBSD カーネルインタフェースマニュアル i4b(4)

名称

i4b − isdn4bsd 呼制御 ISDN ドライバ

FreeBSD での書式

pseudo-device "i4b"

NetBSD での書式

なし

解説

i4b デバイスドライバは isdnd(8) デーモンが isdn4bsd カーネル部分とメッ セージを交換するのに使用します。その目的は、呼 (call) の確立や制御、切 断、および様々な制御情報や状態情報にアクセスすることです。

メッセージおよびメッセージパラメータは、インクルードファイル /usr/include/machine/i4b_ioctl.h に記述されています。

次の ioctl が利用可能です:

             I4B_CDID_REQ

交換局とのローカル D チャネルの単一のやりとりを一意に識別す る呼記述識別子 (CDID: Call Description IDentifier) を要求し ます。
I4B_CONNECT_REQ

呼設定 (call setup) をリモート ISDN 加入者 (subscriber) に 能動的に要求します。
I4B_CONNECT_RESP

着呼 (incoming call) に対し、受け入れ、拒否、または無視する と応答します。
I4B_DISCONNECT_REQ

能動的に呼を終了させます。
I4B_CTRL_INFO_REQ

設置されている ISDN コントローラカードについての情報を要求 します。
I4B_DIALOUT_RESP

ダイヤルアウトを要求してきたドライバに対し、呼設定に関する 情報を与えます。
I4B_TIMEOUT_UPD

動的に計算されるショートホールドモードのタイミングが変わっ た場合に、カーネルのタイムアウト値を更新します。
I4B_UPDOWN_IND

カーネルのユーザランドドライバにインタフェースのソフト的 アップ/ダウン状態変化を知らせます。
I4B_CTRL_DOWNLOAD

アクティブなカードにファームウェアをダウンロードします。
I4B_ACTIVE_DIAGNOSTIC

アクティブなカードからの診断情報を返します。

カーネルから得られる状態メッセージとイベントメッセージには次のものがあり ます:

MSG_CONNECT_IND
リモートの ISDN ユーザからの着呼を示します。
MSG_CONNECT_ACTIVE_IND

着呼がローカルで受け入れられた後、あるいは発呼 (outgoing call) がリモートに受け入れられた後で、交換局がアクティブ接 続を通知しました。対応する B チャネルが交換されます。
MSG_DISCONNECT_IND

呼は終了しました。
MSG_DIALOUT_IND

ユーザランドインタフェースドライバがデーモンにダイヤルアウ トするよう要求します (典型的には、ネットワークインタフェー スの送信キューにパケットが届く時です)。
MSG_IDLE_TIMEOUT_IND

B チャネルのアイドルタイムアウトが起こったために、 isdn4bsd カーネルドライバが呼を終了させました。
MSG_ACCT_IND

ネットワークドライバからのアカウンティング情報です。
MSG_CHARGING_IND

カーネルからの課金情報です。

関連項目

isdnd(8)

作者

i4b デバイスドライバと本マニュアルページは Hellmuth Michaelis が書きまし た。彼の連絡先は、hm@kts.org です。

FreeBSD 10.0 February 3, 1998 FreeBSD 10.0

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