IE(4) FreeBSD/i386 カーネルインタフェースマニュアル IE(4)
名称
ie − イーサネットデバイスドライバ |
書式
device ie0 at isa? port 0x360 net irq 7 iomem 0xd0000 |
解説 |
ie ドライバは、8 ビット及び 16ビットの Intel i82586 チップをベースにし た、 ISA イーサネットカードのサポートを提供します。これは AT&T の Starlan 10 及び Starlan Fiber、 EN100、Intel EtherExpress 16、3COM 3C507 及び RACAL Interlan NI5210 をサポートします。 |
診断
ie%d: unknown board type code %d i82586 チップは見つかりましたが、ドライ バはプローブ中に実際のボードタイプを決定できませんでした。 ie%d: kernel configured maddr %x doesn’t match board configured maddr %x デバイスプローブは、カーネル設定ファイルに指定された maddr と異なる maddr を検出しました。 ie%d: can’t find shared memory デバイスプローブは、共有メモリの大きさを 得るためのアクセスができませんでした。 ie%d: kernel configured msize %d doesn’t match board configured msize %d デバイスプローブは、共有メモリの大きさがカーネル設定ファイルに指定された サイズと異なることを検出しました。 ie%d: kernel configured irq %d doesn’t match board configured irq %d デ バイスプローブは、ボードの割り込み設定がカーネル設定ファイルに指定された 設定と異なることを検出しました。 ie%d: reset Intel i82586 はドライバによりリセットされる必要がありまし た。 ie%d: transceiver problem ドライバは、イーサネットトランシーバに問題を検 出しました。これは、外付けトランシーバを使用しているときにトランシーバ ケーブルが緩んでいる、もしくは破損していることを意味します。もしこの問題 をカード上のトランシーバで経験した場合には、カードが外付けトランシーバを 使用するように誤ってジャンパ設定されているかもしれません。最悪の場合、オ ンボードトランシーバは壊れているかもしれません。 ie%d: TDR detected an open %d clocks away ドライバは、イーサネットケーブ ルの回路がオープンになっていることを検出しました。同軸ケーブルと終点抵抗 を確認してください。 ie%d: TDR detected a short %d clocks away ドライバは、イーサネットケーブ ルが短絡していることを検出しました。同軸ケーブルと終端抵抗を確認してくだ さい。 ie%d: TDR returned unknown status %x ドライバは、イーサネットケーブル試 験で不明な状態を得ました。 ie%d: multicast address setup command failed カードは、マルチキャスト モードに入れませんでした。 ie%d: configure command failed カードは、設定中に正常に応答することを拒 否しました。 ie%d: individual address setup command failed イーサネットの MAC アドレ スをプログラムすることに失敗しました。 |
警告
Racal Interlan NI5210 には、共有メモリが 8K バイトのものと 16K バイトのも のとがあります。 16K バイトのものを使用することを強く推奨します。 8K バイ トカードは、追加の RAM チップを加えることにより、 16K バイトにすることが できます。 |
関連項目
作者
ie デバイスドライバは、 William F. Jolitz 及び
Lawrence Berkeley Laboratories のコードを基に FreeBSD 10.0 September 23, 1994 FreeBSD 10.0 |