vx(4)

vx − PCI イーサネットデバイスドライバ

device vx0

解説

vx ドライバは、 3Com の 3c590 と 3c595、すなわち EtherLink III と Fast EtherLink III の PCI イーサネットカードを、10 Mbps モードでサポートしま す。次の ifconfig(8) コマンドへの link フラグによって、媒体を選択可能で す。

AUI ポートを使用します。
link1
BNC ポートを使用します。
link2
UTP ポートを使用します。

診断

vx%d: not configured; kernel is built for only %d devices. システムにあ るアダプタ数に対して、カーネル設定ファイル内のデバイス数が十分ではありま せん。設定ファイルにデバイスを追加し、カーネルを再構築してリブートして下 さい。

他のすべての診断はハードウェアの問題かドライバのバグを示しています。

初期のいくつかの 3c590 カードには問題があり、受信あふれの被害を受けます。 その結果として、パケット損失を引き起こします。作者は、3 Com から提供され る情報を基に、このようなリビジョンの検査を実装しようとしました。しかし、 検査の出力の大部分は疑わしい警告にすぎません。

カードのバスマスタリング機能を使用せずポーリングモードの I/O のみを使用す ることから、このドライバの性能はいくらか制限されます。

vx ドライバはいくつかのシステム上でワームブートの後、アダプタを正しくリ セットしないことが知られています。

vx ドライバは、サポートしているとされるカードのすべてのモデルで徹底的にテ ストを行なっているわけではありません。

vx デバイスドライバは FreeBSD 2.1 で最初に登場しました。これは ep ドライ バに由来していて、多くの制限を継承しています。

vx デバイスドライバとこのマニュアルページは、 Herb Peyerl の作業とその他 の多くの人の援助を基に
Fred Gray ⟨fgray@rice.edu⟩ によって書かれました。

FreeBSD 10.0 January 15, 1996 FreeBSD 10.0