ACCT(5) FreeBSD ファイルフォーマットマニュアル ACCT(5)
名称
acct − 実行アカウントファイル |
書式
#include <sys/types.h> |
解説
カーネルは、下記の acct 情報構造を、全プロセスに対して管理します。プロセ スが終了すると、アカウンティングが有効になっている場合には、カーネルは acct(2) 関数呼び出しを行い、アカウンティングファイルに記録を追加します。 /* * アカウンティング構造体; これらは、基底値 8 の 3 ビット指数部および * 13 ビット小数部の ‘‘浮動小数点数’’ である comp_t 型を使用します。 * 単位は 1/AHZ 秒です。 */ typedef u_short comp_t; #define AC_COMM_LEN 16 struct acct { |
char |
ac_comm[AC_COMM_LEN]; /* コマンド名 */ |
|||||
comp_t |
ac_utime; |
/* ユーザ時間 */ |
||||
comp_t |
ac_stime; |
/* システム時間 */ |
||||
comp_t |
ac_etime; |
/* 経過時間 */ |
||||
time_t |
ac_btime; |
/* 開始時刻 */ |
||||
uid_t |
ac_uid; |
/* ユーザ ID */ |
||||
gid_t |
ac_gid; |
/* グループ ID */ |
||||
short |
ac_mem; |
/* 平均メモリ使用量 */ |
||||
comp_t |
ac_io; |
/* 入出力ブロック数 */ |
||||
dev_t |
ac_tty; |
/* 制御 tty */ |
||||
#define |
AFORK |
0x01 |
/* fork したが exec されていない */ |
|||
#define |
ASU |
0x02 |
/* スーパユーザ権限を使用した */ |
|||
#define |
ACOMPAT |
0x04 |
/* 互換モードを使用した */ |
|||
#define |
ACORE |
0x08 |
/* コアダンプした */ |
|||
#define |
AXSIG |
0x10 |
/* シグナルにより kill された */ |
|||
char |
ac_flag; |
/* アカウンティングフラグ */ |
}; /* |
#define |
AHZ |
64 |
終了したプロセスが execve(2) により生成されたものだった場合、実行された ファイルのファイル名 (最大 10 文字まで) が ac_comm フィールドに保存され、 その状態は ac_flag の次のフラグの 1 つ以上を設定することにより保存されま す: AFORK, ACOMPAT, ACORE, ASIG 。 ASU はもはやサポートされていません。 |
関連項目
歴史
acct ファイルフォーマットは Version 7 AT&T UNIX から登場しました。 FreeBSD 10.0 June 5, 1993 FreeBSD 10.0 |