MAILER.CONF(5) FreeBSD ファイルフォーマットマニュアル MAILER.CONF(5)
名称
mailer.conf − mailwrapper(8) の設定ファイル |
解説
/etc/mail/mailer.conf はいくつかのペアが含まれています。それぞれのペアの 1 番目の要素は mailwrapper(8) を起動するプログラムの名前です。通常、この プログラムは /usr/sbin/sendmail へのシンボリックリンクです (大抵のシステ ムでは、 newaliases(1) と mailq(1) はそのように設定されているでしょう)。 それぞれのペアの 2 番目の要素は最初の名前が起動された時に、実際に実行され るプログラムの名前です。ファイルにはどの行にでも最初の列に # を示すことに より、コメントを含めることができます。 |
使用例
以下は伝統的な sendmail 起動動作のための mailer.conf 設定例です。 # /usr/libexec/sendmail/sendmail という名前 "実際の" sendmail を実行します |
sendmail |
/usr/local/sbin/sendmail |
|||
send-mail |
/usr/local/sbin/sendmail |
|||
mailq |
/usr/local/sbin/sendmail |
|||
newaliases |
/usr/local/sbin/sendmail |
この例では、sendmail の代わりに、sendmail のように動作する Postfix を起動 する方法を示しています。 # postfix を用いて sendmail をエミュレートします |
sendmail |
/usr/libexec/postfix/sendmail |
|||
send-mail |
/usr/libexec/postfix/sendmail |
|||
mailq |
/usr/libexec/postfix/sendmail |
|||
newaliases |
/usr/libexec/postfix/sendmail |
関連ファイル
/etc/mail/mailer.conf |
関連項目
mail(1), mailq(1), newaliases(1), mailwrapper(8), sendmail(8) |
歴史
mailer.conf は NetBSD 1.4 で登場しました。 |
作者
Perry E. Metzger 〈perry@piermont.com〉 |
バグ
このプログラムは、互換のためだけに存在しています。このプログラムのかわり に、どういう手段でメールを送るかを決める標準的なコマンドをつくり、そして mailq(1) のような "異なる名前で実行されると振る舞いが異なる" という動作は すべてなくしてしまうべきです。 FreeBSD 10.0 December 16, 1998 FreeBSD 10.0 |