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MOUNT_CD9660(8) FreeBSD システム管理者マニュアル MOUNT_CD9660(8)

名称

mount_cd9660 − ISO-9660 ファイルシステムのマウント

書式

mount_cd9660 [−begjrv] [−C charset] [−o options] [−s startsector] special | node

解説

mount_cd9660 ユーティリティは、デバイス名 special 上の ISO-9660 ファイル システムを、グローバルファイルシステムの名前空間の node の示す位置に接続 します。通常このコマンドは、ブート時に mount(8) によって実行されます。

オプションは、次の通りです:

       −b

補助ボリューム記述フラグ欄のチェックを緩めます。この欄に誤った値 が設定されている、Joliet フォーマットのディスクがあります。

−e
拡張属性を使用します。

−g
ファイルのバージョン番号を取り除きません (デフォルトでは、ディス ク上に異なったバージョン番号を持つファイルが存在する場合、最新の ものだけが見えます)。どちらの場合でも、明示的にバージョン番号を指 定しなくてもファイルをオープンする事が出来ます。

−j
ファイルシステムに含まれる Joliet 拡張を使用しません。

−o
−o
フラグの後には、コンマで区切ったオプション文字列を指定すること ができます。指定可能なオプションとその意味は、 mount(8) マニュア ルページを参照して下さい。次に示す cd9660 特有のオプションを使用 可能です:

extatt
−e
と同じです。
gens
−g
と同じです。
nojoliet
−j
と同じです。
norrip
−r
と同じです。
nostrictjoliet
−b
と同じです。

−r
ファイルシステムに含まれるロックリッジ拡張 (Rockridge extension) を使用しません。

−s startsector
ファイルシステム開始位置を startsector とします。通常、対象のデバ イスが CD-ROM ドライブの場合、 mount_cd9660 はデータを持つ CD-ROM の最後のトラックを見つけて、ファイルシステム開始位置をそこである とします。デバイスが CD-ROM でない場合もしくは目録が判明しない場 合、ファイルシステムはセクタ 0 から開始されます。このオプションは この動作を変更するものです。 startsector は CD-ROM ブロック、すな わち 2048 バイトが単位であることに注意して下さい。これは cdcontrol(1)info コマンドの例が示す通りです。ここで正しい startsector を指定することで、マルチセッション CD の任意のセッ ションをマウント可能です。

−C charset
Joliet フォーマットの Unicode ファイル名を変換するために使用す る、ローカルの charset を指定します。

−v
どのセクタから開始するかについての決定について冗長に報告します。

使用例

次のコマンドで、Kodak Photo-CD をマウント可能です:

mount_cd9660 -o rw -v -s 0 /dev/cd0c /cdrom

関連項目

cdcontrol(1), mount(2), unmount(2), fstab(5), mount(8)

バグ

POSIX デバイスノードマッピングは、現在サポートしていません。

ロックリッジ拡張 (Rockridge extension) で使用している場合、バージョン番号 を取り除きません。この場合、ロックリッジ名を持たないファイルをバージョン 番号なしでアクセスすると、バージョン番号の最も大きいファイルではなく、小 さいファイルをアクセスします。

ECMA はサポートしていません。

歴史

mount_cd9660 ユーティリティは、 4.4BSD で最初に登場しました。

Unicode 変換ルーチンは 2003 年に Ryuichiro Imura ⟨imura@ryu16.org⟩ が追加 しました。

FreeBSD 10.0 September 26, 2003 FreeBSD 10.0

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