RPC.LOCKD(8) FreeBSD システム管理者マニュアル RPC.LOCKD(8)
名称
rpc.lockd − NFS ファイルロックデーモン |
書式
rpc.lockd [−d debug_level] [−g grace period] |
解説 |
rpc.lockd ユーティリティは、NFS 環境において、モニタ付き無し両方の、ファ イルとレコードのロックサービスを提供します。ロックを要求しているホストの 状態をモニタするには、ロックデーモンは典型的には rpc.statd(8) と組み合わ せて動作します。 rpc.lockd で使用可能なオプションとオペランドは以下のとおりです: |
−d
−d オプションは、デバッグ情報を syslog に書き出させ、デーモンに対 する全 RPC トランザクションを記録させます。これらのメッセージはレ ベル LOG_DEBUG でファシリティ LOG_DAEMON で記録されます。 debug_level に 1 を指定すると、プロトコル処理毎に 1 行のログが出 力されるようになります。 −g エラーの状態は、デバッグレベルに関係なく、ログレベルが LOG_ERR でファシリ ティが LOG_DAEMON として syslog を通して記録されます。 rpc.lockd ユーティリティは inetd(8) から起動してはいけません。これは、プ ロトコルが、システムの開始時にデーモンが起動されていることを仮定している ためです。デーモンは rc.conf(5) で設定して、ネットワークの開始後に起動さ れるべきです。 関連ファイル |
/usr/include/rpcsvc/nlm_prot.x
ネットワークロックマネージャプロトコルの RPC プロトコル仕様。 関連項目 |
バグ
現在の実装は、共有可能であっても、ロック要求を直列化してしまいます。 |
規格
実装は、次の仕様を元にしています。 " |
Protocols for X/Open PCInterworking: XNFS, Issue 4", X/Open CAE Specification C218, ISBN 1872630 66 9.
歴史
本バージョンの rpc.lockd は SunOS 4 に登場しました。 FreeBSD 10.0 September 24, 1995 FreeBSD 10.0 |