ADX

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ADX ( Average Directional Movement Index ) とは、トレンド(方向性)の強さを量るための分析手法です。

読み方

ADX
えーでぃーえっくす

概要

ADX は、 DMI (Directional Movement Index)と組み合わせて、使用されることが多いです。

ADX の数値が高いときは、トレンドが強く出ている局面です。数値が低いときは、トレンドを失っている局面を示します。

相場は、トレンドのある局面とない局面を相互に繰り返しています。

ADX の使い方

ADX が低水準の場合は、トレンドが生じる可能性が高いと判断できます。上下のどちらのトレンドになるかは、ADX だけでは、判断できません。 DMI などを併用して判断します。

ADX が高水準になった場合は、トレンドがおわる可能性が高いと考えられます。利益が出てるポジションの手仕舞いを考えます。

低水準や高水準がどの程度であるかは、ADX を計る期間によって変わってきます。14日程度が標準的ではないでしょうか。 10日から14日程度の場合、20%以下では低水準、60%以上で高水準が目安です。

中長期のトレンドの場合は、25日、50日が参考になります。

ADX の計算式

PDM = 当日の高値 - 前日の高値
MDM = 前日の安値 - 当日の安値

ただし

PDM > MDMの時 PDM = PDM、MDM = 0
PDM < MDMの時 PDM = 0、MDM = MDM
PDM = MDMの時 PDM = 0、MDM = 0
PDM、MDM共に0以下の時 PDM = 0、MDM = 0

TR は、以下の3つの中で最大値となる数値です。

当日の高値 - 当日の安値
当日の高値 - 当日の終値
前日の終値 - 当日の安値

PDI は、相場の上昇の勢いを表す指標です。MDIは、下落の勢いを示す指標です。

PDI = x日間のPDMの合計 / x日間のTRの合計 x 100
MDI = x日間のMDMの合計 / x日間のTRの合計 x 100

ADX は以下の式になります。

ADX = { ( PDI - MDI) の絶対値 / ( PDI + MDI ) } の x日平均

上の式を少し書き換えると

ADX = { abs ( PDI - MDI)  / ( PDI + MDI ) } / x-day

関連項目




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