シングルユーザーモード

提供: FreeBSD入門
移動: 案内検索
スポンサーリンク

シングルユーザーモード (Single User Mode) とは、FreeBSD のメンテナンスなどに利用されるモードです。コンソール以外の端末から操作できません。

シングルユーザーモード

概要

シングルユーザーモード (Single User Mode) とは、FreeBSD のメンテナンスなどに利用されるモードです。コンソール以外の端末から操作できません。

システムに不良があったとき、シングルユーザーモード になることがあります。

シングルユーザーモード で起動すると、root ユーザの権限でシェルが使えます。

設定

デフォルトの設定では、シングルユーザーモードで起動すると、g を要求されません。

# If console is marked "insecure", then init will ask for the root password
# when going to single-user mode.
console none                            unknown off secure

/etc/ttys の console の設定の secure を insecure にすることでg を要求します。

# If console is marked "insecure", then init will ask for the root password
# when going to single-user mode.
console none                            unknown off insecure

コンソールが物理的に安全ではない場合に、この設定を使って下さい。

使い方

シングルユーザーモードでの起動

シングルユーザーモード で起動するには、ブートローダで boot コマンドを利用します。

boot -s

シングルユーザーモードで起動したあとにすること

ファイルシステムの整合性チェックをする場合には、fsckコマンドを実行します。

# fsck -p

/ (ルートパーティション) を書き込み可能にするには、mount コマンドを使用します。

# mount -u /

ほかのパーティションをマウントするには、mount コマンドを使用します。

# mount -a

スワップが必要なときに、スワップを有効化します。メモリが十分あれば、不要です。

# swapon -a

シングルユーザーモードを終了する

C-d (コントロール d) でシェルを抜ければ、マルチユーザーモード で起動します。

関連項目




スポンサーリンク