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mount -u /
 
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2013年5月18日 (土) 18:21時点における版


FreeBSDにおけるmake worldとは、システムの再構築のことを意味します。


make world
めいく わーるど

概要

FreeBSDにおけるmake worldとは、システムの再構築のことを意味します。

システムの再構築とは、カーネルやライブラリ、コマンド、マニュアルなどをビルドしなおすということです。

システムの再構築は、いくつかの目的で実行されます。

  • ハードウェアに依存した最適化
  • コンパイルオプションの最適化
  • ソースコードのカスタマイズ

設定

ユーザランドやカーネルの構築には、下記の設定ファイルが参照されます(もし存在すれば)。

  • /etc/make.conf
  • /etc/src.conf

使い方

ユーザランドを構築します。 コンパイルして作成されたファイルは、 /usr/obj におかれます。

cd /usr/src
sudo make buildworld

カーネルを構築します。config と make をつかった古い方法とは異なり、 /usr/obj の新しいコンパイラが使われます。ここでカスタムカーネルを使う場合には、KERNCONFのオプションを指定します。詳細は、カスタムカーネルをご参照ください。

sudo make buildkernel

新しい カーネル をインストールします。

sudo make installkernel

システムをシングルユーザーモードで再起動します。

sync; sync; sync;
sudo shutdown -r now

システムを再起動した場合は、ローダのプロンプトから

boot -s

シングルユーザーモードで立ち上げます。


もしくは、マルチユーザーモードから

sync; sync; sync;
sudo shutdown now

シングルユーザーモードに移行します。


シングルユーザーモードで、設定ファイルのアップデートを行います。

mount -u /
mount -a -t ufs
mergemaster -p

ユーザランドを更新します。

cd /usr/src
make installworld

残りの設定ファイルを更新します。

mergemaster

最後にシステムを再起動します。

sync; sync; sync;
shutdown -r now

make world の高速化

make world の高速化には、makeのプロセスを並列実行します。

make -j 4

ただし、並列実行した結果、ビルドが失敗したりすることがありますので、その場合は、一度、/usr/obj を消してから、並列オプションをやめて、再構築する必要があります。

関連項目