ディフェンシブ銘柄とは?

提供: 金融関係
移動: 案内検索
スポンサーリンク

ディフェンシブ銘柄とは、どういった銘柄でしょうか?ディフェンシブとは、「守る」といった意味です。

読み方

ディフェンシブ銘柄
でぃふぇんしぶ めいがら

概要

ディフェンシブ銘柄 は、以下の特徴を持つ 銘柄 のことです。

  • 景気に左右されにくいこと
  • 安定的な業種であること

上記の特徴から 生活必需品ディフェンシブ銘柄 です。生活必需品 は、生活には欠かせないものです。景気が悪くても、良くても、消費・利用されます。

ディフェンシブ銘柄とは

生活必需品の例を以下に挙げます。

  • 電気、ガス
  • 食料品
  • 交通機関
  • 通信

電気、ガスなしに、私達の生活は成り立ちません。お腹が空いたら、食事をしますよね。病気になりたくなくても病気になってしまいますし、病気になったらお薬が必要です。どこかに行くには、鉄道なのどの交通機関を利用することになります。通勤、通学、買い物などで利用するケースは多いです。コミュニケーションには、通信回線が必要ですね。インターネット、携帯電話・スマートフォンを手放すのは難しいでしょう。

このように、生活必需品 は、生活になくてはならないものであるため、使わない、ということはほとんどありません。

ディフェンシブ銘柄の例
業種 銘柄
電気 東京電力、中部電力、関東電力、中国電力、四国電力、九州電力
ガス 東京ガス、大阪ガス、東邦ガス、西部ガス
食料品 日本ハム、アサヒビール、キリンホールディングス, サントリー, コカ・コーラ, 味の素、 日清食品, カゴメ, JT
武田薬品工業, アステラス製薬, 中外製薬, 沢井製薬, エーザイ
鉄道 東日本旅客鉄道, 東京急行電鉄, 東武鉄道, 小田急電鉄, 京王電鉄, 京浜急行電鉄, 阪急阪神ホールディングス
通信 日本電信電話(NTT)

ディフェンシブ銘柄の特徴

ディフェンシブ銘柄は、売買が安定しています。急騰することもありませんが、急落することもありません。 配当 などのインカムゲイン向きです。 不景気なときに人気が高くなるのが、ディフェンシブ銘柄です。

必ずしも安全ではありません

比較的安定しているのがディフェンシブ銘柄の特徴ではありますが、東京電力のように、原発事故がおきるケースもありますので、必ずしも安全・安心、ということはありません。原発事故以降、原発の利用停止などもあり、東京電力以外の電力会社へも影響もありました。

ディフェンシブ銘柄の反対は?

ディフェンシブ銘柄の反対は、景気敏感株です。景気敏感株は、景気の動向によって受注や業績が変動しやすく、株価も連動しやすい銘柄です。

  • 紙パルプ
  • 化学
  • 鉄鋼

などの素材産業や工作機械、運輸産業などです。

まとめ

  • ディフェンシブ銘柄は、景気動向に業績があまり左右されにくい業種の株式のことをいいます。
  • 景気後退期でも業績に影響があまり出ず、利益が出てます。
  • 景気が低迷しているときに、人気になります。
  • ディフェンシブ銘柄の反対は、景気動向によって業績などが変化する景気敏感株です。
  • 配当金生活を送るには、配当が安定しているディフェンシブ銘柄が良いでしょう。

関連項目




スポンサーリンク