中国人が日本で爆買いする理由
中国人旅行客が日本にやってきて、爆買いをしているとニュースで話題ですが、なぜ、彼らは、日本でお買い物をしていくのでしょうか?
読み方
- 爆買い
- ばくがい
目次
概要
中国人が爆買いする背景には、いろいろな要素があります。
- 中国の経済成長
- 中国国内の製品への不安
- メイドインジャパン信仰
- 円安
- 免税
- 親戚付き合いと面子
中国国内の製品への不安
中国国内で販売されているモノには、いろいろな不安があります。
- 偽物(コピー品)
- 偽装食品
- 粗悪品
- 品質
安心して食べられない食品たち
食の安全面では、
- 偽卵
- 偽米
- 偽ワカメ
- 偽タピオカミルクティー
などいろいろな事件がありました。
中国の青島市で販売されていた「タピオカミルクティー」の原材料に、革靴や古タイヤなどであるという疑いが浮上しました。
偽物だらけのネットショッピング
中国では、ネットショッピングが完全に信頼できるものになっていません。流通している4割が偽物といわれています。
中国で売られる日本製品よりも日本国内の製品
多くの中国人は、中国で売られている日本製品は、日本国内で売られているモノよりも品質が劣ると考えています。中国で生産されている日本の製品は、品質が悪いと考えているようです。
中国の経済の成長
中国の経済成長が進みました。その結果、収入が増え、中間層も海外旅行ができるようになり、買い物をする余裕もできました。
経済成長をしているものの、全体が裕福になっているというわけではありません。中国の人口は、13億人ですが、都市戸籍を持つ人は4億人、農民戸籍を持つ人は9億人です。経済成長の恩恵を受けているのは、都市戸籍を持つ4億人です。
円安が買い物を後押し
円安により、中国人は、安く旅行ができ、安く買い物ができるようになりました。
免税範囲の改正
2014年の秋に、外国人の免税範囲が改正されました。
日本の「おもてなし」
日本の接客も買い物をするときのポイントになります。百貨店では、礼儀正しい接客が、中国人を喜ばせ、購入につながることもあります。お金以外を重視する余裕も出てきているということです。
愛国心よりも良い品質を
中国では、愛国心を大事にしています。ですが、良い物を買うというのは、やめられません。
面子のためのお土産
中国では、人間関係が重視されています。「旅行に行った」場合、知人、友人、親戚にお土産を買うことが必須です。陰口を言われないために、面子を守るために、しっかり現地のものを買って帰ります。
中国人訪日客の消費額と滞在期間
- 日本国内での支出は、28万0160円
- 平均滞日日数は、5.6泊
関連項目
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