公的年金は赤字なのか

提供: 金融関係
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公的年金の財政は、赤字なのでしょうか?

読み方

公的年金
こうてきねんきん

概要

年金は、毎年の「年金加入者による保険料の支払い」による「入」と「年金の受給」による「出」では、「出」が多くなっています。

入(保険料) < 出(年金の支払い)

「年金の支払い」による「出」のほうが多くて大丈夫なのかというと、年金には、180兆円の貯金があり、不足分は貯金から補填されます。

毎年の収支で言えば、赤字といえます。しかし、貯金で補われていますので、借金はありません。毎年 3-5 兆円の不足額があります。

貯金は、そのまま貯金しているのではなく、国内外の株式や債権などで運用しています。運用成績は、毎年異なりますが、収益も出ています。

収支のバランスを改善するための対策

  • 年金の支給開始年齢の引き上げ
  • 2004年から2017年にかけての保険料の引き上げ
  • 支給額を物価連動させず、支出の抑制

年金支給年齢の引き上げ

年金支給年齢の引き上げは、1994 年に決定したものです。60才から65才に支給を遅らせる対策を20年という時間をかけてやってきています。

まとめ

  • 公的年金は、貯蓄を含めれば、赤字ではない。
  • 公的年金は、保険料と年金の支払いだけで見れば、赤字である。
  • 年金には、貯金が 130億円ある
  • 毎年、数兆円の取り崩しがある
  • 年金は、株式や債権で運用され、収入もある

関連項目




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