原油安になると株価はどうなるのか?

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2014年から原油価格が下がり、続けています。この背景には、シェールガスを潰したかった、とか、サウジアラビアがロシアやイランを潰したい、などの思惑があるようです。日本人としては、石油が安く輸入できるので、ガソリンなどが安くなり、生活面では嬉しい面もあります。一方で、資源安により商社などは影響を受けています。

読み方

原油
げんゆ

概要

原油安は、シェールオイルの増産なども影響した、供給過剰と需要低迷が主な原因です。

なぜ原油安なのか?

原油価格が下がっても、産油国が減産せず、フル生産を続け、原油の在庫が増え続けています。世界的な原油の需要は落ち込みを見せているが、需給のギャップが拡大して、さらに原油安を予期させる状況です。

採算がとれる価格が国によって異なる

国によって、採算のとれる原油価格が異なります。

サウジアラビア、カタールは、原油価格が 1 バレル = 70ドルでも採算が取れます。 ロシアは、原油価格が 1 バレル = 101 ドルで採算が取れます。 イランは、原油価格が 1 バレル = 136 ドルで採算が取れます。

イランの国家収入の60%は石油の輸出で、GDPの25%です。 ロシアは、石油と天然ガスの輸出が全輸出の 68% で、国家予算の 50% がそれらの輸出の収入です。

サウジアラビアの戦略

サウジアラビアには、以下の目的があります。

  • 中東のライバルのイランの戦力拡大を抑えたい
  • イランが支援するシリアのアサド整形を背後から支援するロシアを叩きたい

サウジアラビアは、2013年に150億ドルの収益を得て、2014年の段階で7410億ドルの外貨を保持しています。当面の間、原油価格を下げた状況を維持できます。

イランとロシアは、経済が石油の輸出への依存度が高いため、原油価格の下落は国家の経営を苦しめます。

原油安になるとどういった影響が出るのか?

石油を消費している国は、石油の価格が下がると経済的にプラスに働きます。

日本でいえば、石油の輸入コストが下がり、消費者は安く石油を手に入れることができます。たとえば、車のガソリン代が安くなります。その分、余ったお金をほかのことに消費できます。

原油価格が下落すると、投資家はリスク回避をはじめます。 原油安はエネルギー関連企業の業績や石油国経済の悪化を連想させてしまうため、株式市場からマネーが逃げます

原油安で日本の株価はどうなるのか?

  • 原油安により、資源輸出を主産業とする新興国の株式、債権、通貨が急落する
  • 資源権益を保有する商社の株価が下落する

事例

  • 丸紅は、原油安により 2014年4-12月期の決算で巨額の評価損を出しました。

関連項目




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