「マイナス金利は私達の生活にどう影響するのか?」の版間の差分
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2016年2月14日 (日) 18:08時点における版
黒田バズーカ3にあたるマイナス金利が導入され、日本の株価が一時的に乱高下しましたが、世界各国の影響により、日本株も下落を続けています。マイナス金利は、我々国民の生活にどのように影響するのでしょうか?銀行の定期預金やローンに影響があると考えますよね。マイナス金利の影響について、まとめました。
読み方
- マイナス金利
- まいなす きんり
概要
マイナス金利になり、さまざまなところに影響が出ています。 日本銀行としては、貯蓄を投資にまわしてほしい、お金をもっと使ってほしい、という意志の現れです。
メリット
- 住宅ローン金利の引き下げにより、お金が借りやすくなり、不動産が取得しやすくなる
デメリット
- 銀行の預金金利が下がる
- 生命保険の保険料が上がる
住宅ローン金利の引き下げ
住宅ローン金利が引き下げられることにより、お金が借りやすくなります。 マイナス金利により、国債を買っても利益が得られなくなるため、銀行は、貸出を頑張るしかありません。
銀行の預金金利への影響
家計は、預金金利の低下により、利息収入が357億円減るとされています。 3メガバンクは、軒並み、定期預金の金利を引き下げました。
期間7年までの定期預金の金利は、年0.025% です。 ゆうちょ銀行は、期間1ヶ月から4年までの定期貯金の金利を0.025% に引き下げました。 通常貯金の金利は年0.02%に引き下げました。 ゆうちょ銀行は普通、定期ともに、民間銀行よりも高めの金利を設定していましたが、ほぼ同水準になりました。
金利が引き下げられることにより、もらえる利子が減ってしまいますが、預金金利の影響は、極めて低いと考えられます。 もともと金利自体が低かったため、巨額の貯金をしている人以外は、影響は、限定的です。
金利が0.02% 程度のときに、1000万円を預けたとして、利子は2000円にしかなりません。せいぜい、利子をもらっていても、多くの人は、1万円から2万円程度でしかないため、これがゼロになったところで、どうということはない、ということです。
生命保険の保険料への影響
生命保険の金融商品にも影響が出てきます。
マイナス金利により、10年国債の利回りがマイナスになりました。 集めたお金を国債で運用している場合、利益がでなくなってしまいます。 運用環境が悪化するため、保険料の引き上げが検討されています。
まとめ
- 住宅ローン金利が下がり、借りやすくなります。
- 銀行の利子が減ります。
- 国債の運用で利益が出にくくなるので、保険料が引き上げられます。