2016年3月末までに日経平均株価はどうなるのか?
2015年も12月に入りました。2015年には、いくつもの要因で株価を押し下げられてきました。2016年にはどうなっていくでしょうか?
読み方
- 日経平均株価
- にっけいへいきんかぶか
目次
概要
黒田バズーカと言われる金融緩和のお陰で、2015年は上昇相場が続きました。
しかし、2015年は、いろいろな要因が株価を押し下げました。
- ギリシャ問題
- 中国経済不安
- アメリカの利上げ
- イスラム国 ISIS テロリスト
アメリカの利上げが始まれば、何度も利上げが行われ、徐々にアメリカや日本の経済に影響を及ぼしてくるでしょう。
2015年の年末から2016年3月末までの日経平均株価は?
- 2015年の年末の日経平均株価は19000円
- 2016年の1月から2月は調整
- 2016年3月には、2万円をトライ
相場のリスク
2016年のリスク材料として
- 中国
- 原油
- アメリカの利上げ後の資金の動き
- 北朝鮮
が挙げられます。
上記のリスクが意識されると円買いの動きにつながり、円高につながります。円高に日本の株価の影響を及ぼすと考えられます。
アメリカの利上げがもたらすもの
- 日本への投資マネーの引き上げによる、株価下落
- 米国の金利上昇
- 金相場下落
- 原油下落
- 米国債へ資金が回る
- ドル高、円安
- 円安による物価上昇
- ドル高に伴い、元高も起こり、中国経済にデフレ圧力
2016-01-08の円高
中国の株安、原油安に引きずられ、投資家のリスク回避姿勢が強まった結果、円相場が上昇しています。
世界一の財政赤字で、財政破綻すると言われている日本ですが、世界で何かあると、円が買われ、円高になります。破綻すると言われる日本の国債は低金利です。そういう意味では、破綻は遠いということではないでしょうか。
北朝鮮
北朝鮮は 1月6日に、水爆実験を行い、成功したと発表しました。北朝鮮が核実験を実施したのは、3年ぶりです。
北朝鮮の核実験の目的は、中国の外交のカードを作るためと考えられます。「核実験の無期限の停止」というカードを切るために実験をしたのではないか、ということです。
水爆とは、重水素などの核融合反応を利用することで、通常の原爆よりも大きな破壊力を持たせることのできる核兵器です。
原爆はウランやプルトニウムの核分裂反応によりエネルギーを生み出します。水爆は、太陽が膨大なエネルギーを作る方法と同じ核融合反応を利用します。核融合反応を起こすには、超高温と超高圧の状態を必要とします。実用化された水爆では、原発を起爆剤にし、重水素などの核融合反応を起こします。水爆の核融合反応では、核分裂によって放射性物質がほとんど発生しません。
オイルマネーが日本から消えた
長期投資家の代表はオイルマネーのようですが、 2015年夏(8月-9月)に、オイルマネーは、日本株を売却しています。日本の企業の上位株主の名前から、産油国の政府ファンドの名前が消えているようです。
オイルマネーが戻らない限り、日経平均株価が2万円を超えて上昇するのは難しいという予測があります。
しかし、原油価格の低迷が長期化しているため、産油国の財政は圧迫されています。そのため、すぐには、オイルマネーが日本の株式市場に戻ってくるとは考えられません。サウジアラビアは、まだまだ、原油安を続けるだけの体力があります。
関連項目
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