デスクトップPCを無線LANに接続する方法
無線LANのついていないデスクトップPC(デスクトップ型パソコン)でも無線LANに接続することができます。メーカー製パソコンでも自作PCでもどちらのパソコンでも無線LANを利用できます。デスクトップPCの無線LAN化のやり方を紹介します。
読み方
- 無線LAN
- むせん らん
目次
概要
無線LANは、ノートパソコンやタブレット、スマートフォンだけのものではありません。デスクトップPCであっても、無線LANで接続することができます。
無線LAN化の方法
デスクトップPCの無線化には、以下の方法があります。
- 無線LAN付きマザーボードに交換する
- PCI Expressに無線LANカードを追加する
- 無線LANアダプタをUSBで接続する
- 無線LANの子機に有線LANで接続する
無線LAN付きマザーボードに交換する
フラッグシップモデルのマザーボードであれば、無線LANデバイスとアンテナの付属したマザーボードが販売されています。 私が利用しているASUSのマザーボードには無線LANがついていて、2つのアンテナがついています。
マザーボードの交換は、面倒で、無線LANのためだけに、交換するモチベーションは低いかもしれませんが、新しいCPUやメモリに交換するときに、マザーボードもついでに交換するときに、無線LAN付きのマザーボードを選ぶと良いでしょう。
PCI Expressに無線LANカードを追加する
PCI Express 型の無線LANカードは、あまり多くはありません。
ノートパソコンでは、 mini PCI Express の Wi-Fi ユニットカードを使っています。 デスクトップPCでは、 mini PCI Express の Wi-Fi ユニットカードを PCI Express のカードで接続できます。
部品で言えば、
- mini PCI Express Wi-Fi 無線LANカード
- mini PCI Express to PCI Express 変換ボード
- アンテナ
があれば、デスクトップを無線LAN化できます。
すべてセットになっているものが、インテルから発売されています。
取り付けるパーツは、以下のものです。
上記のものと似たようなモデルで、2000円ぐらい安い インテル 7260HMWDTX1.R は、mini PCI Express の無線LANカードが付属していませんので注意が必要です。付属しているのは以下の通りです。
- アンテナ
- LowProfile ブラケット
- Bluetooth ケーブル
- ドライバとソフトウェアのDVD-ROM
- インストールガイド
別途、無線LANモジュールを追加するだけで、デスクトップPCを無線化できます。
無線LANアダプタをUSBで接続する
USB接続の無線LANアダプタをつける、というのはとても簡単なやり方です。アダプタには、大きい物、小さいものがあります。可能であれば、本体の大きいものを選んで下さい。
大きいほど、アンテナが大きくできるため、電波の受信感度がよくなります。また、大きければ、アンテナを複数入れることも可能になります。
ノートパソコンは、パソコン本体に無線用のアンテナを内蔵しています。そのため、小さなUSBアダプタの無線LANよりも有利です。小さいアダプタをデスクトップPCに接続して、ノートパソコンよりも通信が遅いのは当然のことです。
小さいUSB型の無線LANアダプタだと、無線LANルーターとの距離があったりすると電波が弱くなってしまい、通信が安定しませんでした。ちょっと遠くに設置しただけで、かなり強度が下がってしまいました。つながらなくて、大きめのモデルに買い換えた事例もあります。
小さいモデルで動かなかったときは、NEC AtermWL900U(USB子機) PA-WL900U に買い換えると問題なく使えるようになりました。
無線LANルーターと至近距離で、障害物のない環境で、短時間使うだけならあまり問題はないでしょう。 USB型のモデルは補助的なものです。耐久性はあまり高くなく、アンテナがあまり大きくできないため、通信が不安定になりやすいです。 USB型の無線LANアダプタを接続する場合は、できるだけ大きいものを選びましょう。
無線LANの子機に有線LANで接続する
無線LANルーターは、無線LANルーターの子機として利用できます。 たとえば、 NEC Aterm WG2600HP 11ac/n/a(5GHz帯)&11n/g/b(2.4GHz帯) 同時利用タイプ 1733+800Mbps PA-WG2600HPを子機として使うことができます。ルーターの後ろにあるスイッチで、ルーターモード、APモード、子機モードを簡単に切り替えられます。
親機と子機がセットになっているパッケージもよく売ってます。私が利用している無線LANルーターは、2台1組で売られているものです。親機も子機も製品としては同じもので、スイッチでモードが切り替わります。
無線LANルーター同士を無線で通信させ、無線LANの子機とデスクトップPCを有線LANで接続します。
インターネット | 有線回線 | モデム | 有線LAN | 親機 -無線通信- 子機 -有線LAN- デスクトップPC
無線LANルーターを子機として利用する場合、余計にコンセントを消費し、有線ケーブルを使わなければならないため、見た目的にはスッキリしません。 USBの無線LANアダプタに比べれば、大型になるため、アンテナ的には有利になります。また、本体サイズが大きいため、放熱もしやすくなり、壊れにくくなる確率が上がります。
まとめ
デスクトップPCを無線LANに接続する方法は以下の通りです。
- 無線LANルーターを子機として使う
- 無線LAN付きのマザーボードを使う
- PCI Express の無線LANを使う
- USB接続の無線LANアダプタを使う
オススメな方法は、1番目と2番目です。1-2でなければ、3です。どうしてもということでれば、4になります。
関連項目
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