メモリ

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メモリ(メインメモリ, memory, 主記憶装置)とは、パソコンなどのコンピュータのCPUが直接アクセスする記憶装置です。高速に動作する記憶領域で、プログラムやデータが記憶されます。

読み方

メモリ
めもり
メインメモリ
めいんめもり
memory
めもり
主記憶装置
しゅ きおく そうち

概要

メモリは、SSDやハードディスク(HDD)よりも高速に動作します。プログラムやプログラムが利用するデータは、メモリにロードされます。高速なアクセスが必要なデータは、メモリにロードされ、低速でもよいデータは、ディスクなどから読み出されます。

メモリは高価

メモリは、HDDやSSDに比べて、高価です。

スワップ

メモリに使用率が上がると、参照の少ないデータをディスクに待避します。待避されたデータは、Windowsで言えばスワップファイル(Cドライブのルート直下にあるpagefile.sys)と呼ばれるファイルに書き込まれます。スワップされたデータが必要になったときは、ディスクから読み出されるので、低速になります。プログラムが一瞬停止しているように見える場合には、スワップが発生している可能性があります。 ディスクに書きだされることをスワップアウト(swap-out)、ディスクから読み込まれることをスワップイン(swap-in)といいます。

スワップのサイズ

スワップファイルのサイズは、メインメモリのサイズと同容量になります。16GBのメモリならスワップファイルのサイズは16GBになります。

メモリの種類

SIMM

SIMM(Single In-line Memory Module)は、80386や80486やPentium世代のパソコンで使われていたメモリです。 データバス幅のPentiumでは、72ピンのSIMMが2枚ずつしか増設できませんでした。

SDRAM DIMM

SIMMの後の世代には、SDRAM(PC100,PC133)やDIMM(Dual Inline Memory Module)と呼ばれるメモリが出てきました。1枚ずつ増設可能です。

DDR SDRAM

DDR SDRAM(Double-Data-Rate SDRAM)は、SDRAMの一種です。 DDRには、いくつもの世代があります。

  • DDR(DDR1)
  • DDR2
  • DDR3
  • DDR4
メモリ
メモリチップ規格 メモリモジュール規格 最大動作周波数(MHz) 最大転送速度(GB/秒)
DDR200 PC1600 200 1.600
DDR226 PC2100 266 2.133
DDR333 PC2700 333 2.667
DDR400 PC3200 400 3.200
DDR466 PC3700 466 3.733
DDR500 PC4000 500 4.000
DDR533 PC4200 533 4.267
DDR550 PC4400 550 4.400

デュアルチャンネル

DDR SDRAM, DDR2, DDR3 などのメモリで、メモリとノースブリッジ間のデータ転送速度を2倍にする技術です。 2枚ずつセットでメモリを増設します。 メモリの相性もあり、マザーボードでデュアルチャンネルに対応しているメモリを購入すると、問題に遭遇しにくいでしょう。

DDR3では、3枚で使用するトリプルチャンネルや4枚で使用するクアッドチャンネルもあります。

ECC, パリティ

ECCとか、パリティ有り、といった表記がありますが、データが正しく転送されているか、検出するための機能です。

Registered(レジスタード)メモリ

Registeredメモリは、メモリとマザーボードのチップセット(メモリコントローラ)の間の

  • 信号の入出力タイミングのクロック調整
  • 電流の増幅
  • 信号波形の整形

などの機能を提供します。 マザーボードがRegisteredメモリに対応していないと機能しません。

おすすめのメモリメーカー

メモリのメーカーでは、質の良いCorsair(コルセア), SanMax(サンマックス), CENTURY MICRO(センチュリーマイクロ) などがオススメです。

関連項目




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