Raspberry Pi

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Raspberry Pi (ラズベリーパイ) とは、ARMプロセッサが乗っている小型のコンピュータです。モデルによって、サイズや重さがことなりますが、どれぐらい小型かというと名刺サイズぐらいで、Raspberry Pi 2 Model B の場合だと 8.56cm x 5.65 cm で 45g の重さです。Windows 10 IoT, Ubuntu, FreeBSD などのOSを動かせます。モデルによりますが、消費電力は、1Wから3.5W程度です。2016年にRaspberry Pi 3 Model Bが発売されました。

読み方

Raspberry Pi
らずべりーぱい

概要

ラズベリーパイ財団がRaspberry Piを開発しています。

Raspberry Pi本体だけでは、動作しません。USBケーブルで電源を取ります。USBケーブルとUSB充電器が必要です。操作するために、USBキーボードや必要に応じてUSBマウスも必要になります。HDMIを持っているので、HDMIケーブルがあれば、HDMIを持つ液晶ディスプレイ、液晶テレビなどに接続ができます。ネットワークに接続するために、LANケーブルやUSBのWiFiアダプタが必要です。ストレージ用にSDも必要です。

Raspberry Pi でできること

Raspberry Pi は、いろいろなことができます。

  • ウェブサーバ
  • Nagios などで監視サーバ
  • ウェブカメラをつけて、物理監視サーバ
  • ファイルサーバ
  • プリントサーバ

スペック

Raspberry Pi 2 Model B だと ARM Cortex-A7 4コア 900MHz, メモリ 1GB が載っています。

Raspberry Pi Zero

  • ARM11コア 1GHz
  • メモリ 512MB
  • Broadcom BCM2835
  • microSDメモリーカードスロット
  • mini-HDMIポート(ミニHDMI, タイプC)
  • microUSBポート
  • 拡張端子
  • サイズ 65×30×5mm

Raspberry Pi Zeroは、ミニHDMIの端子なので、ミニHDMI 変換ミニHDMI HDMI ケーブルが必要です。

電気代

1ヶ月の電気代は、だいたい 50 円未満程度です。 

OSのインストール

Windows 10

下記サイトからダウンロードできます。 http://ms-iot.github.io/content/en-US/Downloads.htm

FreeBSD

以下のコマンドは、Raspberry PI 用の FreeBSDのイメージのダウンロードとメモリカードへのインストールを行います。

% wget ftp://ftp.freebsd.org/pub/FreeBSD/releases/ISO-IMAGES/10.2/FreeBSD-10.2-RELEASE-arm-armv6-RPI-B.img.xz
% xz -d FreeBSD-10.2-RELEASE-arm-armv6-RPI-B.img.xz
% ls -lh
total 413888
-rw-r--r--  1 kaworu  users   480M 1126 21:59 FreeBSD-10.2-RELEASE-arm-armv6-RPI-B.img
% sudo dd if=FreeBSD-10.2-RELEASE-arm-armv6-RPI-B.img of=/dev/メモリカードのデバイス bs=1m

Ubuntu

Ubuntuのイメージは、以下のサイトからダウンロードできます。 https://developer.ubuntu.com/en/snappy/start/raspberry-pi-2/

xzcat ~/Downloads/ubuntu-15.04-snappy-armhf-rpi2.img.xz | sudo dd of=/dev/sdX bs=32M
sync

Kali Linux

Kali Linux は、ハッカーのための Linux です。ハッキングツールがあらかじめインストールされています。Metasploit などの有名なツールが入っています。

  1. Kali Linuxのサイトからイメージをダウンロードします。
  2. xzファイルを解凍します。
    xz -d kali-2.0.1-rpi2.img.xz
  3. SDカードに書き込みます。
    dd if=kali-2.0.1-rpi2.img of=/dev/sdb bs=512k
  4. [[Raspberry Pi]を起動します。
  5. Kali Linux が起動するのを待ちます
  6. rootユーザでログインします。
    ユーザ名 root, パスワード toor (初期パスワード)
  7. startx で XFCE デスクトップ環境が起動します。
  8. SSHホスト鍵を消します。
    rm /etc/ssh/ssh_host_*
  9. openssh-server の再設定
    dpkg-reconfigure openssh-server
  10. ssh サービスをリスタートします。
    service ssh restart

必要なもの

Raspberry Piを動かすには、本体の他に、アダプタ(USBケーブル+電源アダプタ)、SDカード、マウスやキーボード、LANケーブル, ディスプレイやHDMIケーブルなどが必要です。

SDカードは、最低8GB以上で、スピードクラスがCLAA10のカードが推奨されます。

電源アダプタは、iPhoneについてくる白いコンセントのついているUSBアダプタも利用できます。iPhoneのものは、5V, 1A で使えます。コンセント側に、印字されているので、確認してみください。Raspberry Piの消費電力によるので、容量をよくみてください。

GPIOってなに?

GPIO とは、General Purpose Input/Output の略で、入出力端子です。モデルによってピン数が異なりますが、26ピンや40ピンの端子がついています。

GPIOを利用して、LEDを点滅させる、といったことができます。別途、LEDなどが必要です。

関連項目




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