「Crucial MX300 SSD」の版間の差分
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* ランダム書込 92kiops | * ランダム書込 92kiops | ||
* [[TBW]] 220TB | * [[TBW]] 220TB | ||
+ | == コントローラー == | ||
+ | * Marvell製 88SS1074 | ||
+ | == NANDフラッシュメモリチップ == | ||
+ | * Micron FBGA Code NW852, MT29F768G08EECBBJ4-37:B | ||
+ | == MX300の特徴 == | ||
+ | MX300の特徴は、 NANDフラッシュが Crucial にとって初となる '''3D TLC NAND フラッシュ''' を採用したことです。 | ||
+ | * NAND フラッシュの一部に '''SLC''' キャッシュを使用する '''Dynamic Write Acceleration''' により高速化 | ||
+ | * データ破損を帽子する Exclusive Data Defense などで耐久性を上げている | ||
+ | == MX300シリーズは何の後継? BX200? MX200? == | ||
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+ | 詳しくは、[[SSDのSLCとMLCとTLCの違いとは]]をご参照ください。 | ||
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+ | メインのパソコンでは、ブラウジングやメール以外に、仮想マシンで Unix を何個も動かしている環境です。モリモリディスクI/Oしているわけではありません。比較的、ライトユースです。 | ||
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+ | 簡単に計算してみると 1日 14GB 書き込んでる感じになります。 | ||
+ | 3031 / (7 * 31 ) = 13.967 | ||
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+ | つまり、MX300は、耐久性はそれなりにあり、ライトユースなら全く問題ないということになります。 | ||
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+ | 耐久性がそれなりにあり、コストパフォーマンスが良い SSD が欲しい、ライトユース層には、向いてる [[SSD]] になります。読み書きにおいても、決して、遅いわけではありません。 | ||
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+ | かなり前の SSD を我慢している方は、どんどん乗り換えてしまったほうが良いです。 | ||
+ | == データ移行ソフトが付属 == | ||
+ | '''Acronis True Image HD'''のライセンス用のキーが付属しています。True Image HDをウェブでダウンロードし、利用できます。現在の[[HDD]]や[[SSD]]から簡単に新しい[[SSD]]に環境を<u>簡単</u>にコピーできるので、<u>非常に便利</u>です。 | ||
+ | == データ移行は簡単にできる == | ||
+ | 新しい[[SSD]]を購入したときに、OSを新規で入れるケースと古い環境そのままコピーする、といった選択肢があります。 | ||
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+ | OSをそのまま移行したい場合には、以下の手順で移行します。 | ||
+ | # 移行元の[[HDD]]/[[SSD]]はそのままにしておきます。 | ||
+ | # パソコンに新しい[[SSD]]を接続します。 | ||
+ | # 付属の Acronis True Image HD をダウンロードし、インストールします。 | ||
+ | # True Image で、古い[[HDD]]/[[SSD]]から新しい[[SSD]]にコピーする設定を行います。 | ||
+ | # 自動でOSが終了し、コピーモードになります。コピー元の[[HDD]]/[[SSD]]が速い場合は、数分でコピーが完了します。 | ||
+ | # パソコンの電源を切ります。 | ||
+ | # コピーが完了したら、古い[[HDD]]/[[SSD]]をパソコンから外します。 | ||
+ | # パソコンの電源を入れ、BIOS/UEFIで新しい[[SSD]]から起動する設定に変更します。 | ||
+ | 以上で移行の手順は完了になります。 | ||
+ | == MX300を購入する == | ||
+ | {{search|Crucial MX300}} | ||
== 関連項目 == | == 関連項目 == | ||
* [[SSD]] | * [[SSD]] | ||
+ | * [[SSDのSLCとMLCとTLCの違いとは]] | ||
* [[Crucial BX100 SSD]] | * [[Crucial BX100 SSD]] | ||
* [[Crucial MX100 SSD]] | * [[Crucial MX100 SSD]] |
2016年7月31日 (日) 12:31時点における最新版
Micron は、 TLC 3D NAND を利用した Crucial MX300 SSD を 2016年の夏頃に発売を予定(7/19)しています。750GB CT750MX300SSD1 。7/30に275GB, 525GB, 1050GBの3モデルも発売されました。Acronis True Image HDが付属しているので、ストレージの移行作業(ディスクのコピー)も簡単に行えます。
読み方
- Crucial MX300 SSD
- くるーしゃる えむえっくす さんびゃく えすえすでぃ
目次
概要
今までは、MX200とBX200でそれぞれNANDフラッシュメモリのタイプが異なっていました。
- Crucial MX200 SSD MLC
- Crucial BX200 SSD TLC
MX300 からは TLC 3D NAND が採用されます。
TLC に変更した影響なのか、 Crucial MX200 SSD よりも性能が下がっているように思えます。一方で BX200 よりは性能が上です。
MX300 シリーズは、スペック的には BX200 シリーズの後継にあたり、エントリー向けのシリーズになります。性能は向上をしているので、BXシリーズ(BX100,BX200)から買い替えなら良いのではないでしょうか?
発売日
特徴
- TLC 3D NAND (三次元積層NANDフラッシュ)
容量
- 275GB CT275MX300SSD1 (8800 - 9700円)
- 525GB CT525MX300SSD1 (16400 - 17330円)
- 750GB CT750MX300SSD1
- 1TB CT1050MX300SSD1 (33600 - 35400円)
- 2TB
性能
- 連続読込 530MB/s
- 連続書込 510MB/s
- ランダム読込 83kiops
- ランダム書込 92kiops
- TBW 220TB
コントローラー
- Marvell製 88SS1074
NANDフラッシュメモリチップ
- Micron FBGA Code NW852, MT29F768G08EECBBJ4-37:B
MX300の特徴
MX300の特徴は、 NANDフラッシュが Crucial にとって初となる 3D TLC NAND フラッシュ を採用したことです。
- NAND フラッシュの一部に SLC キャッシュを使用する Dynamic Write Acceleration により高速化
- データ破損を帽子する Exclusive Data Defense などで耐久性を上げている
MX300シリーズは何の後継? BX200? MX200?
MX300 は、名前的には MX200 のように見えますが、スペック的には、BX200シリーズの後継となります。
それは何故か、といいますと NAND が
- MX200シリーズ
- MLC
- BX200シリーズ
- TLC
であり、 MX300 が NAND が TLC (3D TLC) だからです。
MX200とBX200シリーズのスペックは?
型番 | CT250MX200SSD1 | CT500MX200SSD1 | CT100MX200SSD1 | CT250MX200SSD3 | CT500MX200SSD3 | CT250MX200SSD4 / CT250MX200SSD6 | CT500MX200SSD4 / CT500MX200SSD6 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
インタフェース | SATA | SATA | SATA | mSATA SSD | mSATA SSD | M.2 Type 2260 / M.2 Type 2280 | M.2 Type 2260 / M.2 Type 2280 |
容量 | 250GB | 500GB | 1TB | 250GB | 500GB | 250GB | 500GB |
シーケンシャルリード MB/s | 555 | 555 | 555 | 555 | 555 | 555 | 555 |
シーケンシャルライト MB/s | 500 | 500 | 500 | 500 | 500 | 500 | 500 |
ランダムリード IOPS | 100k | 100k | 100k | 100k | 100k | 100k | 100k |
ランダムリード IOPS | 87k | 87k | 87k | 87k | 87k | 87k | 87k |
項目 | CT240BX200SSD1 | CT480BX200SSD1 | CT960BX200SSD1 | CT250BX100SSD1(BX100) | CT500BX100SSD1(BX100) |
---|---|---|---|---|---|
容量 | 240GB | 480GB | 960GB | 250GB | 500GB |
シーケンシャル読込 | 540MB/秒 | 535MB/秒 | |||
シーケンシャル書込 | 490MB/秒 | 450MB/秒 | |||
ランダム読込(IOPS) | 66,000 | 87,000 | 90,000 | ||
ランダム書込(IOPS) | 78,000 | 70,000 | 70,000 | ||
MTBF | 150万時間 | ||||
TBW | 72TB | ||||
インターフェイス | Serial ATA 6Gb/s | ||||
サイズ | 2.5インチ | ||||
厚さ | 7mm | ||||
コントローラ | Silicon Motion SM2256 | Silicon Motion SM2246EN | |||
フラッシュ | Micron 16nm TLC NAND | Micron 16nm MLC NAND |
SLCとMLCとTLCの違いは?
SSDは、NAND型フラッシュメモリ を利用しています。 SSDで利用されているNAND型フラッシュには
- SLC
- MLC
- TLC
があります。
以下に簡単に3つの違いを示します。
- 記録方式とスピード
SLC > MLC > TLC
- 記録方式と耐久性・信頼性
SLC > MLC > TLC
- 記録方式と価格
- スピードや耐久性の高い SLC が当然、高価になります。
SLC < MLC < TLC
詳しくは、SSDのSLCとMLCとTLCの違いとはをご参照ください。
どういった人に向いているか?
耐久性は、 TBW が 220TB で、毎日 120GB の書込を5年間できます。
だいたい7ヶ月で172時間しか使用していない MX200 の SSD では、総書き込み量が 3031GB でした。 毎日、メインメモリが16GB積んでいるパソコンで、 Windowsの休止状態 を利用しているため、その分、書込は多いと思います。
メインのパソコンでは、ブラウジングやメール以外に、仮想マシンで Unix を何個も動かしている環境です。モリモリディスクI/Oしているわけではありません。比較的、ライトユースです。
簡単に計算してみると 1日 14GB 書き込んでる感じになります。
3031 / (7 * 31 ) = 13.967
このペースで使用した場合、
(220*1000) / (14 * 365) = 43
43年ほど利用できるようです。40年も使うとなると、その前に、ほかのパーツやSSDのパーツが壊れてしまいますよね。
つまり、MX300は、耐久性はそれなりにあり、ライトユースなら全く問題ないということになります。
お値段的には、
- MX300 750GB モデル
- 約23000円
と比較的、お安めです。
耐久性がそれなりにあり、コストパフォーマンスが良い SSD が欲しい、ライトユース層には、向いてる SSD になります。読み書きにおいても、決して、遅いわけではありません。
かなり前の SSD を我慢している方は、どんどん乗り換えてしまったほうが良いです。
データ移行ソフトが付属
Acronis True Image HDのライセンス用のキーが付属しています。True Image HDをウェブでダウンロードし、利用できます。現在のHDDやSSDから簡単に新しいSSDに環境を簡単にコピーできるので、非常に便利です。
データ移行は簡単にできる
新しいSSDを購入したときに、OSを新規で入れるケースと古い環境そのままコピーする、といった選択肢があります。
OSをそのまま移行したい場合には、以下の手順で移行します。
- 移行元のHDD/SSDはそのままにしておきます。
- パソコンに新しいSSDを接続します。
- 付属の Acronis True Image HD をダウンロードし、インストールします。
- True Image で、古いHDD/SSDから新しいSSDにコピーする設定を行います。
- 自動でOSが終了し、コピーモードになります。コピー元のHDD/SSDが速い場合は、数分でコピーが完了します。
- パソコンの電源を切ります。
- コピーが完了したら、古いHDD/SSDをパソコンから外します。
- パソコンの電源を入れ、BIOS/UEFIで新しいSSDから起動する設定に変更します。
以上で移行の手順は完了になります。