「SSDやHDDのOSをそのままマザーボードを交換するときの注意点」の版間の差分
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2015年11月22日 (日) 15:36時点における最新版
パソコンのマザーボード交換時の注意点は、たくさんあります。マザーボードを交換するときに、SSDやHDDを使いまわすか、すでにインストールされているOSの環境を引き継ぐか、などいくつも考えるべき点があります。システムドライブとして利用してHDDやSSDのOSをそのままにして、マザーボードを交換することは可能です。
読み方
- マザーボード
- まざーぼーど
目次
概要
いままで、何度もOS再インストールなしに、HDD/SSDをそのままでマザーボードを交換してきました。 マザーボードの交換時の注意点については、マザーボード交換時の注意点をご参照ください。ここでは、OSを再インストールせずに、OSをそのままでマザーボードを交換する場合の注意点のみに焦点を当てます。
OSそのままマザーボードを交換するときの注意点
システムドライブとして利用してHDDやSSDのOSをそのままにして、マザーボードを交換することは可能です。しかしながら、すんなり動くかどうか、という課題があります。
- デバイスが動作するか(デバイスのドライバがあるか)
- CPU依存の最適化はないか
- Windowsは再認証が必要になります
まったく同じマザーボードを交換する
これについては、まったく何の心配もいらないでしょう。マザーボードの故障などによって、同じ型のマザーボードに交換するのであれば、ドライバなども既にインストールされているため、ちゃんと動作します。もし、動作しないとすれば、交換したマザーボードが不良品(買ったもの・交換品であれば初期不良)ということになります。
Windowsでまったく異なるマザーボードに交換する
マザーボードを交換するといろいろと心配なことが出てきます。
マザーボードのデバイスドライバを用意しておく
マザーボードを交換した場合、ドライバがない、といった現象が発生することがあります。ドライバがないとUSBやビデオカード、ネットワークカードなど、いろいろなデバイスが機能しなくなります。
マザーボードを交換した場合、交換したマザーボードについているデバイスをコントロールするために、デバイスドライバが必要になります。そのドライバによって、USBやLAN/WiFiなどが利用できるようになります。
OSやストレージに、新しいマザーボード用のデバイスドライバがない場合、パソコンの機能をちゃんと使うことができません。
デバイスドライバをインストールするには、
- インターネットからダウンロードする
- 付属などのDVDなどの光学メディアからインストールする
といったことになります。
インターネットからダウンロードするには、ネットワークに接続していることが前提になっているため、LANが利用できることが必須となります。しかしながら、LANが利用できない状態で、ドライバを組み込むことができない、といった状況になった場合、インターネットが必要なことは、一切できなくなってしまいます。 DVDドライブなどの光学ドライブがない場合に、USBやLAN(ネットワーク)が利用できないとドライバが追加できないといった現象が発生します。
したがって、ドライバは事前にダウンロードし、そのまま流用するストレージに入れておくべきです。USBメモリなどに入れておいても、USBのポートが利用できなければ、意味はありません。
古いマザーボードのドライバ・ユーティリティを削除する
新しいマザーボードでは、古いマザーボードのユーティリティやデバイスドライバは必要ありませんので、削除しましょう。
新しいマザーボードでライセンス認証を行う
Windowsは、ライセンス認証が必要になります。システムのプロパティから行うことができます。Windows の世代によって、電話、オンラインなど認証が異なります。
Unixでまったく異なるマザーボードに交換する
以前、遭遇した現象ですが、CPU依存の最適化をして作成した環境は、異なるCPUの環境では、命令が異なるため動作しません。そのため、マザーボードを交換するときに、CPUがインテルからAMDに変わるような場合には、カーネルやユーザランドがCPU依存のないバイナリを利用していることが前提になります。
マザーボードを交換する前にやるべきことのまとめ
- いつでも前の状態に戻せるようにストレージをバックアップします
- 新しいマザーボード用のドライバをダウンロードし、ストレージに格納しておきます
マザーボードを交換した後にやるべきことのまとめ
- 新しいマザーボード用のドライバをインストールします
- 古いマザーボード用のドライバ・ユーティリティはアンインストールします
- Windows ならライセンス認証