SSDやHDDをコピーして交換する方法

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システムドライブの容量が足りなくなった、写真や動画をためているドライブの容量が足りなくなった、もっと早いディスクが欲しくなった、使っているディスクが突然認識しなくなった(壊れていたらコピーできませんが...)、など、パソコンのHDDSSDを交換しなければならい事情がいろいろとあります。SSDHDDは、簡単にコピーして交換できます。システムドライブであっても例外ではありません。ディスクによっては、データ移行ソフトが付属していることもあります。

読み方

データ移行ソフト
でーた いこう そふと

概要

ディスクの交換は、以下の手順になります。

  1. 新しいディスクを手に入れる
  2. 新しいディスクを接続する
  3. データをコピーする
  4. 古いディスクを取り外す
  5. BIOS/UEFIの設定を変更する(不要な場合もあり)

となります。 システムドライブを交換する場合は、UEFI/BIOSでブートシークエンスの変更が必要になるかもしれません。これは環境によるので、必ずしも必要ではありません。

データ移行に関する単語

ディスクをコピーするソフトウェアやハードウェアでは、データ移行に関しては、いろいろな呼び方があり、以下の用語が使われます。

  • データ移行
  • コピー
  • クローン
  • デュプリケーター: コピー専用の機械のことをデュプリケーターと呼びます。

データ移行ソフト、コピーツールはソフトとハードがある

ディスクを交換するときに、

  • データをコピーするか、しないか、
  • 交換する対象がシステムドライブがデータドライブか

でコピーに使う道具が必要かどうかが決まってきます。

ディスクのコピーは、ハードとソフトの2種類の方法で出来ます。

  • コピー・クローンのための専用のデュプリケーターと呼ばれるハードウェアを利用する
  • データ移行ソフトを利用する

データドライブを交換する場合

データドライブの場合は、システムの起動に影響をしないので、たいていの場合は、エクスプローラでドライブ内すべてのファイルを選択して、コピーすれば問題ありません。

注意するとすれば、隠しファイルが選択されないとコピーされないといったことがあります。隠しファイルを忘れずにコピーするなら、エクスプローラの設定の変更が必要です。

ハードでドライブをまるごとをコピーするお立ち台

玄人志向 HDDスタンド USB3.0接続 KURO-DACHI/CLONE/U3 パソコンなしでHDDのまるごとコピー機能付き を利用すると、簡単にディスクをコピーできます。

上記の HDD スタンドは、SSDHDDの両方に対応しています。

玄人志向 HDDスタンドでのコピーの手順の例

コピーの手順は、以下の通りです。HDDSSDは、基本的に操作は代わりませんが、HDDはスピンアップがあったりするので、それを少し待ってあげるぐらいの対応が必要です。

  1. スタンドに電源ケーブルだけ接続します。
    USBケーブルは抜きます。
  2. スタンドにHDD/SSDを挿し込みます。コピー元が1番、コピー先が2番です。
  3. スタンドの電源を入れます
  4. HDDの場合、ドライブのモーター起動が安定した頃合いをみてCloneボタンを3秒ほど押します。ディスクによってはモーターが待機状態(停止)になる場合がありますが、動作が正常ならCloneボタンを押せばモーターは自動で再作動します。
  5. 4つのランプが点灯し、点滅が左右に行ったり来たりしはじめるとクローンが開始されます。
  6. コピーの進捗が25%ごとに左から順にランプが1つずつ常時点灯します。
  7. クローンが終了すると4つのランプがすべて点滅し、HDDの場合は、ディスクのモーターが停止します。
  8. スタンドの電源を切って終了します。

コピー元より小さい容量のドライブへコピーできません

システムドライブをコピーして新しいディスクに移行する

Windows で言えば、いわゆる、C ドライブがシステムドライブに当たります。システムドライブがないと OS は起動しません。 システムドライブには、ブートマネージャ、OS など、パソコンが起動に必要なソフトウェアが入っています。ブートマネージャー'は、エクスプローラでコピーすることができないため、専用のソフトウェアかコピー専用のデュプリケーター(ハードウェア)が必要になります。つまり、 Cドライブは、新しいディスクにドラッグ・アンド・ドロップでコピーするだけでは、動きません。

データ移行ソフトには、フリーウェアと有償がある

データ移行ソフトには、

  • フリーウェア
  • 有償

があります。

フリーウェアなら、Easeus Todo Backup などがあります。ただし、無償の場合、フル機能が使えないといった制限があるものがあります。

市販されているソフトウェアなら、Acronis True Image などがあります。

CrucialのSSDは、データ移行ソフトが付属している

CrucialのSSD場合は、Acronis True Image HDのライセンス用のキーが付属しています。True Image HDをウェブでダウンロードし、利用できます。現在のHDDSSDから簡単に新しいSSDに環境を簡単にコピーできるので、非常に便利です。

わざわざ、ソフトウェアを用意することなく、使えるので非常に便利です。また、ほかのSSDHDDでも利用できるので、その点も良いです。

データ移行は簡単にできる

新しいSSDを購入したときに、OSを新規で入れるケースと古い環境そのままコピーする、といった選択肢があります。

以下は、CrucialのSSDを購入した場合の例です。OSをそのまま移行したい場合には、以下の手順で移行します。

  1. 移行元のHDD/SSDはそのままにしておきます。
  2. パソコンに新しいSSDを接続します。
  3. 付属の Acronis True Image HD をダウンロードし、インストールします。
  4. True Image で、古いHDD/SSDから新しいSSDにコピーする設定を行います。
  5. 自動でOSが終了し、コピーモードになります。コピー元のHDD/SSDが速い場合は、数分でコピーが完了します。
  6. パソコンの電源を切ります。
  7. コピーが完了したら、古いHDD/SSDをパソコンから外します。
  8. パソコンの電源を入れ、BIOS/UEFIで新しいSSDから起動する設定に変更します。

以上で移行の手順は完了になります。

データ移行にかかる時間は?

データ移行にかかる時間は、コピーにどれぐらい時間がかかるか、で決まります。HDDよりSSDのほうが速いため、基本的に、SSDだと時間が短くて済みます。

コピー元のリードのスピード、コピー先のライトのスピードの両方に依存するため、簡単ではありませんが、だいたい、以下の通りです。

HDD から HDD へ
かなり時間がかかる
SSD から HDD へ
かなり時間がかかる
HDD から SSD へ
まぁまぁ時間がかかる
SSD から SSD へ
すぐ終わる

SSD から SSD で、Serial ATA 6Gbps がフルに出るような環境であれば、240GB 程度の SSD なら10分もかからないでしょう。 HDD は遅いので、容量があればあるほど、時間が掛かります4TBのHDDをコピーするのであれば、6時間から10時間は見ておいたほうが良いでしょう。

SATA SSDからM.2 SSD/NVMeにコピーする

Intel SSD 760p SSDPEKKW512G8XT 512GBを買ったのでレビューをご参照ください。

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