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2015年9月26日 (土) 00:39時点における最新版
メモリ(メインメモリ, memory, 主記憶装置)とは、パソコンなどのコンピュータのCPUが直接アクセスする記憶装置です。高速に動作する記憶領域で、プログラムやデータが記憶されます。
読み方
- メモリ
- めもり
- メインメモリ
- めいんめもり
- memory
- めもり
- 主記憶装置
- しゅ きおく そうち
目次
概要
メモリは、SSDやハードディスク(HDD)よりも高速に動作します。プログラムやプログラムが利用するデータは、メモリにロードされます。高速なアクセスが必要なデータは、メモリにロードされ、低速でもよいデータは、ディスクなどから読み出されます。
メモリは高価
メモリは、HDDやSSDに比べて、高価です。
スワップ
メモリに使用率が上がると、参照の少ないデータをディスクに待避します。待避されたデータは、Windowsで言えばスワップファイル(Cドライブのルート直下にあるpagefile.sys)と呼ばれるファイルに書き込まれます。スワップされたデータが必要になったときは、ディスクから読み出されるので、低速になります。プログラムが一瞬停止しているように見える場合には、スワップが発生している可能性があります。 ディスクに書きだされることをスワップアウト(swap-out)、ディスクから読み込まれることをスワップイン(swap-in)といいます。
スワップのサイズ
スワップファイルのサイズは、メインメモリのサイズと同容量になります。16GBのメモリならスワップファイルのサイズは16GBになります。
メモリの種類
SIMM
SIMM(Single In-line Memory Module)は、80386や80486やPentium世代のパソコンで使われていたメモリです。 データバス幅のPentiumでは、72ピンのSIMMが2枚ずつしか増設できませんでした。
SDRAM DIMM
SIMMの後の世代には、SDRAM(PC100,PC133)やDIMM(Dual Inline Memory Module)と呼ばれるメモリが出てきました。1枚ずつ増設可能です。
DDR SDRAM
DDR SDRAM(Double-Data-Rate SDRAM)は、SDRAMの一種です。 DDRには、いくつもの世代があります。
- DDR(DDR1)
- DDR2
- DDR3
- DDR4
メモリチップ規格 | メモリモジュール規格 | 最大動作周波数(MHz) | 最大転送速度(GB/秒) |
---|---|---|---|
DDR200 | PC1600 | 200 | 1.600 |
DDR226 | PC2100 | 266 | 2.133 |
DDR333 | PC2700 | 333 | 2.667 |
DDR400 | PC3200 | 400 | 3.200 |
DDR466 | PC3700 | 466 | 3.733 |
DDR500 | PC4000 | 500 | 4.000 |
DDR533 | PC4200 | 533 | 4.267 |
DDR550 | PC4400 | 550 | 4.400 |
デュアルチャンネル
DDR SDRAM, DDR2, DDR3 などのメモリで、メモリとノースブリッジ間のデータ転送速度を2倍にする技術です。 2枚ずつセットでメモリを増設します。 メモリの相性もあり、マザーボードでデュアルチャンネルに対応しているメモリを購入すると、問題に遭遇しにくいでしょう。
DDR3では、3枚で使用するトリプルチャンネルや4枚で使用するクアッドチャンネルもあります。
ECC, パリティ
ECCとか、パリティ有り、といった表記がありますが、データが正しく転送されているか、検出するための機能です。
Registered(レジスタード)メモリ
Registeredメモリは、メモリとマザーボードのチップセット(メモリコントローラ)の間の
- 信号の入出力タイミングのクロック調整
- 電流の増幅
- 信号波形の整形
などの機能を提供します。 マザーボードがRegisteredメモリに対応していないと機能しません。
おすすめのメモリメーカー
メモリのメーカーでは、質の良いCorsair(コルセア), SanMax(サンマックス), CENTURY MICRO(センチュリーマイクロ) などがオススメです。