インテル スティック型パソコン Intel Compute Stick
Intel Compute Stick とは、HDMIポートに差し込むだけで、ディスプレイやテレビがパソコンとして利用できる小さなパソコンです。どれぐらい小さいか、というと、iPhone6よりも小さいです。そして、iPhone6よりも軽いです。Windows 10がインストールされたモデルも2015年10月にリリースされました。
読み方
- Intel Compute Stick
- いんてる こんぴゅーと すてぃっく
目次
概要
Intel Compute Stick は、テレビを簡単にパソコン化できるデバイスです。名前の通り、スティック型の小型のパソコンです。スペック的には、ハードな用途には耐えられませんが、ブラウジングやメール、動画を見る程度であれば、十分です。
Intel Compute Stick を使うために必要なもの
Intel Compute Stick は、本体だけでは何もできません。そのため、いくつかのパーツが必要になります。以下のアイテムが必須アイテムになります。
- HDMI で接続できるディスプレイもしくはテレビ
- USB接続、もしくは、ワイヤレス接続できるマウス
- USB接続、もしくは、ワイヤレス接続できるキーボード
- WiFi のインターネット接続
Intel Compute Stick には、画面やキーボード、マウスなどは付属していません。そのため、別途用意する必要があります。
ディスプレイの接続
HDMI がある液晶テレビや液晶ディスプレイに、差し込むことで接続できます。
キーボードやマウスの接続
キーボードやマウスは、USB接続をするか、Bluetooth 接続します。USBポートが1つしかないため、USBマウスとUSBキーボードを接続する場合は、USBハブが必要になります(もちろん、USBキーボードにハブの機能が付いていれば、USBハブは不要です)。
初期設定のセットアップには、USB接続のキーボードかマウスが必要です。
Intel Compute Stick を使う上で、あると便利なもの
Intel Compute Stick を利用する上で、あると便利なものは以下の通りです。
- USBハブ
- microSD カード
- 外付けハードディスク
- HDMI延長ケーブル
microSDXCでストレージを増やす
Intel Compute Stick は、ストレージの容量が32GBしかないため、たくさんのデータを詰め込むことはできません。 microSDXC カードスロットを搭載しているので、microSDカードでストレージ容量を追加できます。64GBのmicroSDXCが3000円程度で購入できるので簡単に容量を増やせます。 USBメモリが余っていれば、USB接続しても良いでしょう。
外付けハードディスクを活用する
もっとたくさんデータがあるよ、という場合には、外付けハードディスクを接続すると良いでしょう。写真や動画がたくさんある場合などは、ハードディスクに保存しましょう。外付けハードディスクは、USB接続できるハードディスクやNASを利用できます。
外部ストレージの利用は、以下の方法が考えられます。
- USB接続の外付けハードディスクを利用する
- USB接続の外付けハードディスクをワイヤレスルータなどでNAS化する
- NASを利用する
HDMI延長ケーブル
Intel Compute Stick は、HDMIに差し込みます。HDMIに直接接続すると以下の問題があるかもしれません。
- Intel Compute StickをHDMIに差し込むと周辺のHDMIなどのポートの接続がしにくくなる
- ディスプレイの背面に
- Intel Compute Stickがディスプレイの背面になってしまい、デバイスの付け替えがし辛い
上記のような問題がある場合には、HDMI延長ケーブル を利用して、手前などにもってくるといったことができます。
1メートルのモデルだと1000円程度で購入できます。 以下の製品は、 HORIC ハイスピードHDMI延長ケーブル イーサネット対応 1.0m HDMIタイプAメス/HDMIタイプAオス HDM10-948FM です。
電源との接続
電源の取り方は、 ACアダプタ + USBケーブル(Micro-USBポート) です。 ACアダプタをコンセントに挿すと、起動します。
月々の電気代
常時起動した場合の毎月の電気代は、約74円です。 消費電力平均値 5W 1kWh = 20円 での計算です。
ストレージはどのぐらい利用できるか?
気になるストレージの容量ですが、全体が 32GB です。
用途 | 容量 |
---|---|
EFIシステム用 | 100MB |
Windows Cドライブ NTFS | 23.04GB |
回復パーティション | 5.86GB |
実際に利用できる容量は、OSのシステムに持って行かれている分を差し引くと、標準で 18.5GB前後となります。ちょっと何か入れたら、なくなっていまうぐらい不安な容量です。つまり、単体では、あまりヘビーな用途で利用できません。 そのため、たくさんのファイルを扱いたい場合には、microSDや外付けハードディスクなどを利用することになります。
ストレージのスピード
シーケンシャルリード 175MB/s, シーケンシャルライト 75.99MB/s 程度であるため、SSDに比べれば、速くはありませんが、なんとか利用できる、といった程度です。
ファン
冷却用に小型のファンがついています。
Intel Compute Stick BOXSTCK1A32WFCR Windows 8.1
発売日
2015/4/30
スペック
パーツ | スペック |
---|---|
OS | Windows 8.1 |
CPU | Atom Z3735F(クアッドコア) 1.33GHz |
メモリ | DDR3 SDRAM 2GB, 1333MHz, 1.35V |
グラフィックス | インテルHDグラフィックス |
解像度 | 1920x1080 |
ストレージ | 32GB SSD eMMC |
ワイヤレス | 802.11 b/g/n |
ワイヤレス | Bluetooth4.0 |
オーディオ | HDMI Audio |
USB2.0ポート数 | 1 |
microSDXCカードスロット | 1 |
消費電力 | 最小0.5W - 最大10W |
サイズ
- 長さ 10.3cm
- 幅 3.7cm
- 厚み 1.2cm
- 重さ 54g
ポート
- USB 2.0 ポート
- 給電用 Micro USB ポート
- microSDXCカードスロット
- HDMI端子
価格
21402円
OS | 値段 |
---|---|
Windows 8.1 | 18000円 |
Ubuntu | 16000円 |
Intel Compute Stick BOXSTCK1A32WFCL Windows10
BOXSTCK1A32WFCL は、 BOXSTCK1A32WFCR の OS を Windows 8.1 から Windows 10 に変更したものです。基本仕様は、 BOXSTCK1A32WFCR と同様です。
Intel Compute Stick スティック型コンピューター Windows 10 Home 搭載モデル BOXSTCK1A32WFCL
インテルサポートパッチのダウンロード
購入できるところ
アマゾンで購入可能です。 Intel Compute Stick スティック型コンピューター Windows 8.1 32bit搭載モデル BOXSTCK1A32WFCR
関連項目
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