パソコンの動作が重いときや起動が遅いときの対処法
パソコンは、日に日に、遅く、そして、重くなっていくものです。なかなかWindowsが起動しない!なかなかアプリが起動しない!パソコンが不安定!パソコンが重い!などと暮らしにくくなっていきます。そうしたときには、どのように対処したらいいのでしょうか?というのをまとめてみました。
読み方
- 重い
- おもい
- 遅い
- おそい
目次
- 1 概要
- 2 OSの設定を変更する(重い設定を捨てる)
- 3 使わないサービスを止める
- 4 スタートアップを止める
- 5 使わないソフトウェアを消す
- 6 使わないガジェットを消す
- 7 自動アップデートを止める
- 8 使ってないアプリは終了させる
- 9 ソフトウェアを最新にする
- 10 ソフトウェアを変更する
- 11 ウイルス対策ソフトを変える
- 12 ソフトウェアの更新頻度を下げる
- 13 ブラウザを軽くする
- 14 いらないファイルを消す
- 15 学習データやキャッシュデータを消す
- 16 HDDをデフラグする
- 17 画面の枚数を減らす
- 18 掃除をする
- 19 パーツを買い換える
- 20 ネットワークを変える
- 21 パソコンを買い換える
- 22 関連項目
概要
パソコンが重くなる原因として
- OS が重い
- アプリケーションが重い
- サービスがたくさん動き過ぎてる
- ハードウェアが性能を出せていない
- インターネットやネットワークが遅い
などいろいろです。
OSの設定を変更する(重い設定を捨てる)
Windowsを使用しているなら コントロールパネルで変更しましょう。
- 視覚効果を無効化する
- 「パフォーマンスを優先する」に設定を変更します。
使わないサービスを止める
Windowsは、いろいろなサービスが動作しています。不要なサービスは、止めてしまって構いません。プリンタを使用していないなら、プリンタのサービスは停止してしまって問題ありません。
スタートアップを止める
スタートアップに追加されているアプリを消しましょう。
使わないソフトウェアを消す
コントロールパネルのプログラムから不要なアプリケーションは削除しましょう。アプリケーションは、知らないところで、OS起動時に自動的に起動していることが多々あります。知らず知らずのうちに、起動され、メモリを消費していることがあります。利用していないプログラムであれば、ただの穀潰しなので、さっさと消してメモリとストレージを浮かせましょう。
使わないガジェットを消す
デスクトップガジェットのようなアプリは、CPUやメモリを消耗しています。不要なガジェットは、終了させましょう。
自動アップデートを止める
自動アップデートは、自動的にダウンロードやアップデートをするため、ネットワーク帯域やストレージのI/Oを消費してしまうため、とてつもなく重い・遅い場合は、一時的に止めてしまってもいいでしょう。
使ってないアプリは終了させる
またすぐに使うから、といってアプリを起動したままにしておくとメモリやCPU、場合によっては、ネットワークのリソースなどを消費してしまいます。あまり、すぐに使わないアプリは、一度終了させてしまいましょう。ほかのアプリの動作の妨げになっていると元も子もありません。
ソフトウェアを最新にする
OSやアプリケーションを最新にしましょう。最新にすることで重くなってしまうことも多々ありますが、一方で、最適化が行われ、軽量化、高速化が実現していることもあります。
ソフトウェアを変更する
IEは、動作がもっさりしているところがあるので、GoogleのChromeやFirefoxなど別なソフトウェアに変更するのが良いでしょう。
ウイルス対策ソフトを変える
ウイルス対策ソフトのせいで重くなっていることもあります。
- 軽量なものに変更する
- 使ってないときにフルスキャンする
ソフトウェアの更新頻度を下げる
情報の更新を行うアプリ(たとえば、タスクマネージャーなど)は、画面を数秒おきに再描画します。情報の収集、画面の更新には、それなりの負荷がかかりますので、更新頻度を下げることで、パソコンの負担を減らせます。
ブラウザを軽くする
プラグインを消す
ブラウザやメーラなどにプラグイン(アドオン)を入れると便利になりますが、逆に重くなっていくプラグインもたくさんあります。プラグインを削除することで、ブラウザが高速化することもあります。
履歴、キャッシュ等を消す
ブラウザなどは、ストレージに
- キャッシュ
- 履歴
- cookie
などのデータを保存しています。履歴が貯まると Firefox は重くなってしまう、などの不具合があります。いらないキャッシュ、履歴などは、消してしまうのが良いでしょう。
いらないタブを閉じる
IE, Firefox, Chromeなどのタブ機能のあるタブブラウザは便利ですが、タブがたくさんたまるとその分パソコンの動作が重くなります。広告などが意外と重かったり、サイトのJavaScriptが非常に重かったり、いろいろなことが要因で遅く・重くなります。いらないタブは、さっさと閉じてしまいましょう。
いらないファイルを消す
ブラウザのキャッシュや履歴など以外にもパソコンにはゴミがいっぱいあります。パソコンのストレージの中には、アップデートのためにダウンロード・インストールしたときのデータが残っていることが多々あります。いらないファイルを消すことでいろいろな利点があります。
- ウイルススキャンの全体スキャンがはやく終了する
- 検索インデックスの作成が速くなる
- 検索が速くなる(対象が減れば、当然速くなる)
- デフラグが速く終わる
- SSDの寿命が伸ばせる(空き容量が少ないと短くなる)
学習データやキャッシュデータを消す
ブラウザ以外にもキャッシュや学習データなどがあります。 マイクロソフトのIMEなどのようなアプリケーションは、学習用データを持っていて、それを予測変換に利用しています。学習データのせいで、IMEが正しく動作しない、遅くなる、といった場合もありますので、IMEが遅い場合には、一度消してみるのもよいでしょう。
HDDをデフラグする
SSDには関係のないことですが、HDDはファイルの並び(物理的なデータの並び)が読み出し性能に影響します。
画面の枚数を減らす
マルチディスプレイは、グラフィックボードやメモリ、CPUなどに負担を掛けます。ディスプレイの数は減らした分だけ、パソコンの負担は軽くなります。
掃除をする
パソコンの中には、ホコリが吸い寄せられて、CPUやグラフィックボードなどにホコリがたまりやすいです。ケースそのものやパーツ類のいたるところにホコリがついてしまいます。
クーラー類にホコリがたまったりして、排熱性能が落ちると、パソコン内に熱がこもり、動作に異常をきたしたり、パーツが壊れやすくなるなどの症状が出ます。
パーツを買い換える
- 読み出し・書き込みが遅い
- HDDをSSDに買い換える
- CPUがマックスで動き続けている
- CPUを交換する
- アプリがカクカクする
- メモリを増設する
- 3Dゲームがカクカクする
- グラフィックボードを買い換える
- ネットワークが遅い
- ネットワーク類を変える
ネットワークを変える
ネットワークが遅い場合は、以下のケースが考えられます。
- インターネット接続が遅い
- 無線LANが遅い
- LANが遅い
インターネットが遅い場合は、
- 契約自体が遅い
- ルーターが遅い
などの原因が考えられます。契約自体の見直し、ルーターの買い替えを検討しましょう。
無線LANが遅い場合には
- 無線LANルーターが遅い(無線の規格が遅い)
- 無線LANアダプタが遅い(無線の規格が遅い)
が考えられます。無線LANルーターとアダプタを買い換えると良いでしょう。
LANが遅い場合には、
- LANカードを買い換える
- スイッチングハブ、ルーターを買い換える
と良いでしょう。
パソコンを買い換える
パソコンを買い換える、という手段は、最終手段です。ですが、パソコンにも寿命があります。パソコンのパーツにも寿命があります。
WindowsなどのOSのアップデートによって、OSが重くなってしまうことがあります。 アプリケーションもアップデートによって、遅くなってしまうことがあります。そういう場合には、パソコンやパーツを買い換えないと、対処できないこともあります。
関連項目
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