「秘密鍵」の版間の差分

提供: セキュリティ
移動: 案内検索
(ページの作成:「<!-- vim: filetype=mediawiki --> 秘密鍵(secret key)は、暗号で利用される鍵です。 読み方 ひみつかぎ __TOC__ == 概要 == [[秘密...」)
 
 
(同じ利用者による、間の2版が非表示)
行1: 行1:
<!--
+
[[秘密鍵]](secret key)は、[[暗号]]で利用される鍵です。秘密鍵は、[[OpenSSL]]コマンドや[[ssh]]の[[ssh-keygen]]で作成します。
vim: filetype=mediawiki
+
-->
+
 
+
[[秘密鍵]](secret key)は、[[暗号]]で利用される鍵です。
+
 
+
読み方
+
 
+
ひみつかぎ
+
  
 +
'''読み方'''
 +
;[[秘密鍵]]:ひみつかぎ
 +
;secret key:しーくれっと きー
 
__TOC__
 
__TOC__
  
 
== 概要 ==
 
== 概要 ==
 
 
[[秘密鍵]]は、公にしない鍵です。
 
[[秘密鍵]]は、公にしない鍵です。
  
行18: 行12:
 
2つの鍵を[[鍵ペア]]と呼びます。
 
2つの鍵を[[鍵ペア]]と呼びます。
  
プライベートキー(private key)とも呼ばれます。
+
[[プライベート鍵]]/プライベートキー(private key)とも呼ばれます。
  
 
[[公開鍵暗号]]では、暗号文の復号化に利用されます。 デジタル署名では、署名の作成(暗号化)に利用されます。
 
[[公開鍵暗号]]では、暗号文の復号化に利用されます。 デジタル署名では、署名の作成(暗号化)に利用されます。
行24: 行18:
 
[[共通鍵暗号]]方式でも鍵は公開しないため、[[秘密鍵]]と呼ぶことがあります。
 
[[共通鍵暗号]]方式でも鍵は公開しないため、[[秘密鍵]]と呼ぶことがあります。
  
== インストール ==
+
== 公開鍵は秘密鍵から作成される ==
 +
[[公開鍵]]は、[[秘密鍵]]([[プライベート鍵]])から作成されます。
 +
== 鍵の長さは「鍵長」という ==
 +
一般的に[[鍵長]](鍵の長さ)は、長いほうが良いです。鍵長は、ビット数で表されます。鍵の長さで、鍵が表せるパターン数が決まります。128ビットの[[鍵長]]の場合、2^128(2の128乗)通りの鍵が表現できます。鍵長が短いほど、[[総当たり攻撃]]を受けやすくなります。[[鍵長]]が長くなるほど、計算コストが上がります。
  
 +
[[ssh]]の鍵、暗号で使う暗号鍵は、計算コストを意識しつつ、長い鍵を使うことを推奨します。
 +
扱える鍵のサイズは、暗号アルゴリズム、ソフトウェアのバージョンなどによるので、マニュアルをよく読んで、どのサイズが扱えるのか、確認してください。
 
== 使い方 ==
 
== 使い方 ==
 
+
=== OpenSSLで秘密鍵を作成する ===
 +
[[OpenSSL]]コマンドで[[秘密鍵]]([[プライベート鍵]])を作成する例です。
 +
<syntaxhighlight lang="bash">                                                 
 +
$ openssl genrsa -out private.pem 2048
 +
</syntaxhighlight>
 +
秘密鍵を暗号化する場合には、以下のコマンドを実行します。
 +
<syntaxhighlight lang="bash">                                                 
 +
$ openssl genrsa -out private_secure.pem -aes256 2048
 +
</syntaxhighlight>
 +
=== sshの秘密鍵と公開鍵を作成する ===
 +
[[ssh]]の[[秘密鍵]]と[[公開鍵]]を作成するには、[[ssh-keygen]]コマンドを用います。
 +
<syntaxhighlight lang="bash">                                                 
 +
$ ssh-keygen
 +
</syntaxhighlight>
 +
=== 暗号 ===
 +
* [[OpenSSLコマンドを用いた共通鍵暗号]]
 +
* [[OpenSSLコマンドを用いた公開鍵暗号]]
 +
* [[OpenSSLコマンドを用いたデジタル署名]]
 
== 関連項目 ==
 
== 関連項目 ==
 
+
{{cipher}}
* [[公開鍵暗号]]
+
<!-- vim: filetype=mediawiki
* [[共通鍵暗号]]
+
-->
* [[暗号]]
+

2014年11月24日 (月) 20:13時点における最新版

秘密鍵(secret key)は、暗号で利用される鍵です。秘密鍵は、OpenSSLコマンドやsshssh-keygenで作成します。

読み方

秘密鍵
ひみつかぎ
secret key
しーくれっと きー

概要

秘密鍵は、公にしない鍵です。

秘密鍵は、公開鍵暗号方式において公開鍵とペアで使います。 2つの鍵を鍵ペアと呼びます。

プライベート鍵/プライベートキー(private key)とも呼ばれます。

公開鍵暗号では、暗号文の復号化に利用されます。 デジタル署名では、署名の作成(暗号化)に利用されます。

共通鍵暗号方式でも鍵は公開しないため、秘密鍵と呼ぶことがあります。

公開鍵は秘密鍵から作成される

公開鍵は、秘密鍵(プライベート鍵)から作成されます。

鍵の長さは「鍵長」という

一般的に鍵長(鍵の長さ)は、長いほうが良いです。鍵長は、ビット数で表されます。鍵の長さで、鍵が表せるパターン数が決まります。128ビットの鍵長の場合、2^128(2の128乗)通りの鍵が表現できます。鍵長が短いほど、総当たり攻撃を受けやすくなります。鍵長が長くなるほど、計算コストが上がります。

sshの鍵、暗号で使う暗号鍵は、計算コストを意識しつつ、長い鍵を使うことを推奨します。 扱える鍵のサイズは、暗号アルゴリズム、ソフトウェアのバージョンなどによるので、マニュアルをよく読んで、どのサイズが扱えるのか、確認してください。

使い方

OpenSSLで秘密鍵を作成する

OpenSSLコマンドで秘密鍵(プライベート鍵)を作成する例です。

 
$ openssl genrsa -out private.pem 2048

秘密鍵を暗号化する場合には、以下のコマンドを実行します。

 
$ openssl genrsa -out private_secure.pem -aes256 2048

sshの秘密鍵と公開鍵を作成する

ssh秘密鍵公開鍵を作成するには、ssh-keygenコマンドを用います。

 
$ ssh-keygen

暗号

関連項目