「単一障害点」の版間の差分
提供: セキュリティ
(ページの作成:「単一障害点 (Single Point of Failure, SPOF)とは、システムにおいて、ある一箇所が機能しない場合、システム全体が障害になる箇...」) |
|||
(同じ利用者による、間の1版が非表示) | |||
行8: | 行8: | ||
== 概要 == | == 概要 == | ||
− | |||
高い [[可用性]] を必要とするシステムでは、システムを構成する書く構成要素の1箇所で障害が発生しても、システム全体が停止しないように、各構成要素を[[冗長化]] (2重化, 多重化) し、[[単一障害点]] を残らないように設計します。 | 高い [[可用性]] を必要とするシステムでは、システムを構成する書く構成要素の1箇所で障害が発生しても、システム全体が停止しないように、各構成要素を[[冗長化]] (2重化, 多重化) し、[[単一障害点]] を残らないように設計します。 | ||
− | |||
== 単一障害点を可能な限り少なくする == | == 単一障害点を可能な限り少なくする == | ||
− | |||
ハードウェアの[[冗長化]]の例です。 | ハードウェアの[[冗長化]]の例です。 | ||
* 電源の[[冗長化]] | * 電源の[[冗長化]] | ||
* [[ネットワークカード]] の多重化 | * [[ネットワークカード]] の多重化 | ||
− | * | + | * RAID ディスクアレイによる冗長化 |
* [[ロードバランサ]] | * [[ロードバランサ]] | ||
− | * | + | * クラスタリング |
− | + | ||
== 冗長化しても課題が残ることもある == | == 冗長化しても課題が残ることもある == | ||
− | + | * RAID で[[冗長化]] しても RAID アダプターが1枚の場合は、RAIDアダプターが障害児には全体の障害となります。 | |
− | * | + | |
* クラスタリングしていても、クラスタリング用ソフトウェア自体が[[単一障害点]]となります。 | * クラスタリングしていても、クラスタリング用ソフトウェア自体が[[単一障害点]]となります。 | ||
− | |||
== 関連項目 == | == 関連項目 == | ||
* [[冗長化]] | * [[冗長化]] | ||
* [[可用性]] | * [[可用性]] | ||
+ | * [[フォールトトレランス]] | ||
+ | * [[フェイルセーフ]] | ||
+ | * [[レプリケーション]] | ||
+ | * [[マルチマスターレプリケーション]] | ||
+ | * [[データベース]] | ||
+ | * [[Active Directory]] | ||
<!-- | <!-- | ||
vim: filetype=mediawiki | vim: filetype=mediawiki | ||
--> | --> |
2015年9月22日 (火) 14:10時点における最新版
単一障害点 (Single Point of Failure, SPOF)とは、システムにおいて、ある一箇所が機能しない場合、システム全体が障害になる箇所をいいます。
読み方
- 単一障害点
- たんいつ しょうがいてん
- Single Point of Failure
- しんぐる ぽいんと ふぇありぁ
- SPOF
- えすぴーおーえふ
概要
高い 可用性 を必要とするシステムでは、システムを構成する書く構成要素の1箇所で障害が発生しても、システム全体が停止しないように、各構成要素を冗長化 (2重化, 多重化) し、単一障害点 を残らないように設計します。
単一障害点を可能な限り少なくする
ハードウェアの冗長化の例です。
冗長化しても課題が残ることもある
- RAID で冗長化 しても RAID アダプターが1枚の場合は、RAIDアダプターが障害児には全体の障害となります。
- クラスタリングしていても、クラスタリング用ソフトウェア自体が単一障害点となります。