「ssh-agent」の版間の差分
提供: セキュリティ
(ページの作成:「<!-- vim: filetype=mediawiki --> [[{{PAGENAME}}]] とは、ssh の公開鍵認証を代行してくれます。 ssh の公開鍵認証では、秘密鍵を使...」) |
|||
(同じ利用者による、間の1版が非表示) | |||
行1: | 行1: | ||
− | + | [[ssh-agent]] とは、[[ssh]] の公開鍵認証を代行してくれます。 | |
− | + | [[ssh]] の公開鍵認証では、秘密鍵を使うために、 [[パスフレーズ]] が必要となります。[[ssh]] を実行するたびに、[[パスフレーズ]] を入力するのが手間である場合には、[[ssh-agent]] を利用するのがよいでしょう。エージェントフォワードの機能を利用することで、ホストからホストへ渡り歩いてく場合でも、エージェントが認証処理を行なってくれます。 | |
− | + | ||
− | [[ | + | |
− | [[ssh]] の公開鍵認証では、秘密鍵を使うために、 [[パスフレーズ]] が必要となります。[[ssh]] を実行するたびに、[[パスフレーズ]] を入力するのが手間である場合には、[[ | + | |
読み方 | 読み方 | ||
− | ;[[ | + | ;[[ssh-agent]]: えす えす えいち えーじぇんと |
__TOC__ | __TOC__ | ||
== 概要 == | == 概要 == | ||
− | + | [[ssh-agent]] とは、[[ssh]] の公開鍵認証を代行してくれます。 | |
− | [[ | + | [[ssh]] の公開鍵認証では、秘密鍵を使うために、 [[パスフレーズ]] が必要となります。[[ssh]] を実行するたびに、[[パスフレーズ]] を入力するのが手間である場合には、[[ssh-agent]] を利用するのがよいでしょう。エージェントフォワードの機能を利用することで、ホストからホストへ渡り歩いてく場合でも、エージェントが認証処理を行なってくれます。 |
− | [[ssh]] の公開鍵認証では、秘密鍵を使うために、 [[パスフレーズ]] が必要となります。[[ssh]] を実行するたびに、[[パスフレーズ]] を入力するのが手間である場合には、[[ | + | |
[[PuTTY]] を利用している場合には、Pageant を使います。 | [[PuTTY]] を利用している場合には、Pageant を使います。 | ||
== インストール == | == インストール == | ||
− | |||
[[ssh]] に同梱されています。[[ssh]] が使える環境では、[[ssh-agent]] がすでに利用できます。 | [[ssh]] に同梱されています。[[ssh]] が使える環境では、[[ssh-agent]] がすでに利用できます。 | ||
== 使い方 == | == 使い方 == | ||
− | |||
=== 認証エージェントを利用する === | === 認証エージェントを利用する === | ||
エージェントの起動と秘密鍵の登録は、下記の通りです。 | エージェントの起動と秘密鍵の登録は、下記の通りです。 | ||
行32: | 行26: | ||
=== 認証エージェントを終了する === | === 認証エージェントを終了する === | ||
− | |||
環境変数 SSH_AGENT_PID を参照して、現在の認証エージェントを終了させます。 | 環境変数 SSH_AGENT_PID を参照して、現在の認証エージェントを終了させます。 | ||
<syntaxhighlight lang="bash"> | <syntaxhighlight lang="bash"> | ||
行39: | 行32: | ||
== 関連項目 == | == 関連項目 == | ||
− | + | * [[gpg-agent]] | |
+ | * [[ssh-keygen]] | ||
+ | * [[ssh-add]] | ||
* [[ssh]] | * [[ssh]] | ||
− | + | <!-- | |
+ | vim: filetype=mediawiki | ||
+ | --> |
2014年11月21日 (金) 23:29時点における最新版
ssh-agent とは、ssh の公開鍵認証を代行してくれます。 ssh の公開鍵認証では、秘密鍵を使うために、 パスフレーズ が必要となります。ssh を実行するたびに、パスフレーズ を入力するのが手間である場合には、ssh-agent を利用するのがよいでしょう。エージェントフォワードの機能を利用することで、ホストからホストへ渡り歩いてく場合でも、エージェントが認証処理を行なってくれます。
読み方
- ssh-agent
- えす えす えいち えーじぇんと
概要
ssh-agent とは、ssh の公開鍵認証を代行してくれます。 ssh の公開鍵認証では、秘密鍵を使うために、 パスフレーズ が必要となります。ssh を実行するたびに、パスフレーズ を入力するのが手間である場合には、ssh-agent を利用するのがよいでしょう。エージェントフォワードの機能を利用することで、ホストからホストへ渡り歩いてく場合でも、エージェントが認証処理を行なってくれます。
PuTTY を利用している場合には、Pageant を使います。
インストール
ssh に同梱されています。ssh が使える環境では、ssh-agent がすでに利用できます。
使い方
認証エージェントを利用する
エージェントの起動と秘密鍵の登録は、下記の通りです。
% eval `ssh-agent` % ssh-add ~/.ssh/id_rsa パスフレーズの入力 % ssh foo
認証エージェントを終了する
環境変数 SSH_AGENT_PID を参照して、現在の認証エージェントを終了させます。
% eval `ssh-agent -k`