「sshd config」の版間の差分
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+ | [[公開鍵認証]] のあとにキーボード対話的認証を実行するには、下記の設定をします。 | ||
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+ | [[公開鍵認証]] のあとにパスワード認証を実行するには、下記の設定をします。 | ||
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== 設定の反映 == | == 設定の反映 == |
2013年6月1日 (土) 00:58時点における最新版
sshd_config は、sshd の設定ファイルです。
読み方
- sshd_config
- えすえすえいちでぃー こんふぃぐ
目次
概要
sshd config は、sshd の設定ファイルです。 設定ファイルは、
/etc/ssh/sshd_config
です。
設定
設定の変更後は、sshdのリロード、もしくは、再起動が必要です。 再起動した場合、sshのセッションが終了してしまうので、注意が必要です。
パスワードの認証を禁止する
ssh で接続したときの認証を公開鍵認証のみにします。 パスワードでは、ログインできなくなります。
PasswordAuthentication no ChallengeResponseAuthentication no
この設定を有効にする前に、公開鍵認証でログインできることを確認しておきましょう。
この設定は、sshd に対する総当たり攻撃(ブルートフォースアタック)に対して有効です。
ファシリティの変更
/var/log/secure にログを記録するには、 SyslogFacility で AUTHPRIV を指定します。
SyslogFacility AUTHPRIV
デフォルトは、 AUTH です。
PAMを利用する
Pluggable Authentication Modules (PAM) を有効にするには、 UsePAM を使います。
UsePAM yes
認証方式を指定する
OpenSSH 6.2 から追加されました。
公開鍵認証 のあとにキーボード対話的認証を実行するには、下記の設定をします。
AuthenticationMethods publickey,keyboard-interactive
公開鍵認証 のあとにパスワード認証を実行するには、下記の設定をします。
AuthenticationMethods publickey,password
設定の反映
FreeBSD の場合
sudo /etc/rc.d/sshd reload
Linux の場合
sudo service sshd reload