「netcat」の版間の差分

2013年12月5日 (木) 02:05時点における版

netcat (nc)とは、Unixのコマンドラインアプリケーションで、TCPやUDPのパケットを読み書きするツールです。ncatと呼ばれる後継アプリケーションがあります。

読み方

netcat

ねっときゃっと

nc

えぬしー

概要

netcatには、いろいろな種類が存在します。netcatシリーズでは、オプションが異なるため、コマンドごとに使えるオプションを確認する必要があります。

インストール

• FreeBSD(9.2)では、デフォルトでインストールされています。

使い方

コマンドラインオプション FreeBSD netcat

FreeBSD netcat です。

% nc
usage: nc [-46DdEhklnrStUuvz] [-e policy] [-I length] [-i interval] [-O length]
          [-P proxy_username] [-p source_port] [-s source] [-T ToS]
          [-V rtable] [-w timeout] [-X proxy_protocol]
          [-x proxy_address[:port]] [destination] [port]

プロキシ

指定されたWebサーバーに接続するプロキシとして動作します。

nc -l -p 8080 -e 192.168.0.3 80

ポートスキャン

ncを用いたポートスキャンです。79番から81番をなめています。

% nc -v -n -z -w 1 203.216.251.233 79-81
nc: connect to 203.216.251.233 port 79 (tcp) failed: Operation timed out
Connection to 203.216.251.233 80 port [tcp/*] succeeded!
nc: connect to 203.216.251.233 port 81 (tcp) failed: Operation timed out

80番が成功しています。79-81では、80だけ開いていることがわかりました。

関連項目

• ncat
• socat