rsync

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rsync とは、高速で、多機能なリモート（とローカル）のファイルコピーツールです。

読み方

rsync

あーる しんく

概要

rsyncは、scpと似たようなプログラムですが、多くのオプション・機能を持っています。

• リンク、デバイス、オーナー、グループ、パーミッションのコピーをサポートしています。
• 特定のファイルなどを除外する excludeモードがあります。
• CVS などを無視するモードがあります。
• rshやsshなどのリモートシェルを使用します。

インストール

Ubuntu/Debianにインストールする場合

apt-get コマンドでインストールする場合です。

sudo apt-get install rsync

FreeBSDにインストールする場合

ports コレクションからインストールする場合

cd /usr/ports/net/rsync
sudo make install clean

pkgコマンドでインストールする場合

sudo pkg install rsync

portmasterコマンドでインストールする場合

sudo portmaster -y -d /usr/ports/net/rsync

portinstallコマンドでインストールする場合

sudo portinstall /usr/ports/net/rsync

使い方

コマンドラインオプション

Local:  rsync [OPTION...] SRC... [DEST]
 
Access via remote shell:
 Pull: rsync [OPTION...] [USER@]HOST:SRC... [DEST]
 Push: rsync [OPTION...] SRC... [USER@]HOST:DEST
 
Access via rsync daemon:
 Pull: rsync [OPTION...] [USER@]HOST::SRC... [DEST]
       rsync [OPTION...] rsync://[USER@]HOST[:PORT]/SRC... [DEST]
 Push: rsync [OPTION...] SRC... [USER@]HOST::DEST
       rsync [OPTION...] SRC... rsync://[USER@]HOST[:PORT]/DEST

環境変数

RSYNC_RSH

rsyncが使うリモートシェルを指定します。例: export RSYNC_RSH=ssh

よくある使い方

カレントディレクトリの*.cにマッチするファイルをホスト fooの src/ にコピーします。

rsync *.c foo:src/

-vオプションは、冗長なメッセージを出します。

rsync -v *.c foo:src/

-zオプションは、データを圧縮して転送します。

rsync -vz *.c foo:src/

-aオプションは、アーカイブモードです。

rsync -avz *.c foo:src/

再帰的にコピーする

-r オプションで再帰的にコピーします。

rsync -avz /path/to user@foo:src

更新のあるファイルだけコピーする

rsync -auvz /path/to user@foo:src

帯域を制限する

--bwlimitオプションで、帯域幅を制限できます。単位は、Kbyte/sです。

rsync --av --bwlimit=100 /path/to user@foo:/path/to

関連項目

• sftp
• scpとsftpの違い
• sftpでchrootする設定
• sftpのみを許可する方法
• ssh
• sshの使い方
• rsync
• Secure Shell
• ssh
• ftp

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