「vimの設定ファイル」の版間の差分
提供: neovim/vim入門
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2014年5月9日 (金) 00:21時点における版
vimの設定ファイルには、いくつか種類があります。Mac/Unix(Linux,FreeBSDなど)/Windowsでは、個人用設定ファイルとして.vimrc, .gvimrc があります。Windowsでは _vimrc, _gvimrc が使われる(使われていた)こともあります。vimrc, gvimrc は、全ユーザ共有設定として使われます。また、個人のvimスクリプトは、.vimの下に置かれます。
読み方
- vimの設定ファイル
- ぶいあいえむ の せっていふぁいる
目次
概要
Windows の方言は、Windows 7 以降のOSでは、関係ないでしょう。 古い Windows は、 .vimrc などのドットファイル(ドットではじまるファイル)が作成できない(しにくい?)問題があり、_vimrc, _vim, _gvimrc などを使用していました。今でも、作成しにくいところもありますが、DOS窓(cmd.exe)でmkdir _vim で作成したり、.vimrc を scp でもってきたりしたりするのは、まったく問題ないので、.vimrc, .gvimrc, .vim で使用しています。
グローバルな設定ファイルが置いて場所
- FreeBSD
- /usr/local/share/vim/vim74
- Windows
- KaoriYa版のVimの場合gvim.exe のディレクトリとその配下のディレクトリ
個人の設定ファイルを置く場所
.vimrc, .gvimrc, .vim などは、以下のディレクトリに設置します。
- Windows 7
- C:\Users\あなたのディレクトリ\
- Unix
- /home/あなたのディレクトリ/
- Mac
- /Users/あなたのディレクトリ/
設定ファイルとディレクトリの種類
設定ファイル | Windowsの方言 | 説明 |
---|---|---|
vimrc | 全ユーザ共通の設定ファイル | |
gvimrc | GUI部分の全ユーザ共通の設定ファイル | |
.vimrc | _vimrc | ユーザ固有の設定 |
.gvimrc | _gvimrc | GUI部分のユーザ固有の設定 |
.vim | _vim | ユーザ用スクリプト格納ディレクトリ |
サンプルの設定ファイル
サンプルの設定ファイルが用意されています。
- FreeBSD
- /usr/local/share/vim/vim74/vimrc_example.vim
設定ファイルの優先順位
最初に見つかったものが読み込まれます。
Windows
- $HOME/_vimrc
- $HOME/.vimrc
- $VIM/_vimrc
- $VIM/.vimrc
Linux
- $HOME/_vimrc
- $HOME/.vimrc
ランタイムパス
プラグインやシンタックス(syntax)の設定ファイルは、 runtime (ランタイム)ディレクトリに格納します。 vimは、runtimepath オプションのディレクトリを読み込みます。 ランタイムパスは、以下のコマンドで確認できます。
:set runtimepath
マルチプラットフォームで設定ファイルを使用する
OSの違いやvimのビルドオプションの違いを吸収する方法をvimの設定をWindowsとLinuxとMacで共有する方法で紹介します。