vimをビルドする
提供: neovim/vim入門
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vimを独自ビルドする方法についてご紹介します。vimを独自ビルドすることで、パッケージでは提供されていない機能を有効にして効率化を図ったり、最新のvimを使用することができます。ただし、vimの管理が煩雑になるため、あまりお勧めはできません。基本的には、パッケージで提供されているvimを利用するが楽に管理できるでしょう。
読み方
- vimをビルドする
- ぶいあいえむ をびるどする
目次
概要
vimだけの話ではありませんが、自分でパッケージをビルドする、ということはどういう意味なのかを説明します。また、自分でビルドする手順についても説明します。
なぜ独自にビルドするのか
独自ビルドのメリットとデメリット、パッケージ管理のメリットデメリットが存在します。
独自ビルドのメリット
ソフトウェアを独自にビルドするメリットは、どういったものがあるでしょうか?
- CPU依存の最適化ができる
- 適切な機能だけを選択し、不要な機能をオフにできる
- カレントのソースを追いかけることができる
独自ビルドのデメリット
- 自分でバージョン管理をしなければならない
- ソフトウェア管理システムの恩恵が受けられない
- ビルドできないときに、どうしても、がんばらないといけないなら、自分でがんばって解決しないといけない
- とってくるソースコードのバージョン・リビジョンの見極めが必要です。
- ビルド環境を自分で構築しなければなりません。
- 依存関係を自分で解決しなければなりません。
- ヘッダファイルなど普段はいらないパッケージをたくさん入れないといけません。
パッケージのメリット
- ソフトウェア管理システムにお任せできる
- 自分でソースを管理して、ビルドする必要はない。
- 自分でビルドしないから、ビルドの失敗で四苦八苦することもない
- セキュリティフィックスも誰かがちゃんと面倒みてくれる(でしょう)
パッケージのデメリット
パッケージで提供されているもののデメリットと思われるものは、いくつかあげてみます。
- CPU依存の最適化ができない。
- パッケージで提供されているバイナリのビルドオプションが不適切
- 必要な機能がオフになっていて、便利な機能が使えない
- いらない機能がオンになっている
- カレントのソースコードにある機能が使えない
独自ビルドを実践する方法
基本的には、以下の手順となります。
- ビルド環境の構築
- ソースコードの取得
- configure スクリプトの実行
- ビルド
- インストール
環境ごとのビルドの方法を説明
最後に一言
パッケージを独自にビルドしていいのは、自分でそのパッケージを管理する覚悟のあるヤツだけだ、です。
関連項目
- vimとは
- なぜvimを使うのか
- vimのインストール
- vimの設定ファイル
- vimの設定をWindowsとLinuxとMacで共有する方法
- Windowsにvimの環境を構築する方法
- vimをビルドする
- これからはじめるvim
- vimのパターン検索と置換で知っておくべきこと
- vimのPHP開発環境
- WindowsのKaoriYa版vimをオンラインアップデートする方法
- vimの便利な基本機能
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