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KILL(1) FreeBSD 一般コマンドマニュアル KILL(1)

名称

kill − プロセスを終了させる、もしくは、プロセスにシグナルを送る

書式

kill [−s signal_name] pid ...

kill −l [exit_status]

kill −signal_name pid ...

kill −signal_number pid ...

解説

kill は、 pid で指定されたプロセス番号のプロセスに対しシグナルを送りま す。

他のユーザのプロセスにシグナルを送ることができるのは、スーパユーザだけで す。

オプションとしては以下のものがあります:

       −s signal_name

デフォルトの TERM シグナルのかわりに、シンボルによるシグナル名で 指定したシグナルを送ります。

−l [exit_status]
オペランドを指定しない場合、シグナル名をリストします; オペランド を指定する場合、 exit_status に対応するシグナル名を表示します。

signal_name
デフォルトの TERM シグナルのかわりに、シンボルによるシグナル名で 指定したシグナルを送ります。

signal_number
負でない整数値を指定すると、デフォルトの TERM シグナルのかわり に、その番号のシグナルを送ります。

以下のプロセス番号には特別な意味があります:
-1
スーパユーザの場合、全てのプロセスに対しシグナルを放送します; そ うでない場合、そのユーザの全てのプロセスに対しシグナルを放送しま す。

主なシグナル番号とシグナル名は次のとおりです:
1
HUP (hang up)
2
INT (interrupt)
3
QUIT (quit)
6
ABRT (abort)
9
KILL (non-catchable, non-ignorable kill)
14
ALRM (alarm clock)
15
TERM (software termination signal)

シェルによっては、本ユーティリティと似たまたは同じ、組み込みの kill コマ ンドを提供しているものがあります。 builtin(1) マニュアルページを参照して ください。

使用例

pid 142 と 157 のプロセスを終了させます:

kill 142 157

ハングアップシグナル (SIGHUP) を pid 507 のプロセスに送ります:

kill -s HUP 507

pgid 117 のプロセスグループを終了させます:

kill -- -117

診断

ユーティリティ kill は、成功すると 0 で、エラーがあった場合は >0 で終了し ます。

関連項目

builtin(1), csh(1), killall(1), ps(1), kill(2), sigaction(2)

規格

kill の機能は IEEE Std 1003.2 (‘‘POSIX.2’’) 互換であることが期待されてい ます。

歴史

kill コマンドは Version 3 AT&T UNIX から登場しました。

バグ

csh(1) ユーザのために ‘‘kill 0’’ の代替コマンドを用意するべきです。

FreeBSD 10.0 April 28, 1995 FreeBSD 10.0

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