KILLALL(1) FreeBSD 一般コマンドマニュアル KILLALL(1)
名称
killall − 名前で指定されるプロセスにシグナルを送る |
書式
killall [−delmsvz] [−help] [−j jid] [−u user] [−t tty] [−c procname] [−SIGNAL] [procname ...] |
解説 |
killall ユーティリティは、 kill(1) がプロセス id で指定されるプロセスにシ グナルを送るのに対して、名前で指定されるプロセスにシグナルをおくります。 デフォルトでは、 TERM シグナルを、 killall 実行者と同じ実 UID を持つ、 procname に名前が一致する全てのプロセスに送ります。スーパユーザはどんなプ ロセスにたいしてもシグナルを送ることができます。 以下のようなオプションがあります。 |
−d | −v
これから、行おうとすることをより冗長に報告します。一つ の −d オプションによって、シグナルを送ろうとするプロセ スの一覧が表示されるか、一つも一致するプロセスが見付か らなかったことが示されます。 −e −help −l −m −s −SIGNAL −j jid −u user −t tty −c procname −z 全てのプロセス |
uid が XYZ である全てのプロセスに対してシグナルを送る動作は、 kill(1) で 既にサポートされています。したがって、このような仕事を行うためには kill(1) を使ってください(たとえば、 $ kill -TERM -1 もしくは、 root に なって、 $ echo kill -TERM -1 |su -m <user> で可能です。)。 |
診断
killall コマンドは、コマンドエラーが起こった場合は、短い利用法のメッセー ジを表示し、終了状態 2 で終了します。終了状態 1 は、一致するプロセスが見 付からなかった時か、全てのプロセスに対してシグナルを送ることに成功しな かった時に返されます。それ以外の場合は、終了状態 0 が返されます。 診断メッセージは、 −d オプションで要求された場合だけ表示されます。 |
関連項目
歴史
killall コマンドは FreeBSD 2.1 から導入されました。 killall コマンドは他 のプラットホームでも利用可能なように設計されています。 |
作者
killall プログラムは、 Wolfram Schneider によって提供されました。このマ ニュアルページは Jörg Wunsch によって書かれました。現在のバージョンの killall は、 Peter Wemm が sysctl(3) を使った C で書き直しました。 FreeBSD 10.0 January 26, 2004 FreeBSD 10.0 |