TAIL(1) FreeBSD 一般コマンドマニュアル TAIL(1)
名称
tail − ファイルの最後の部分を表示する |
書式
tail [ |
−F | −f | −r] [ −b number | −c number | −n number] [file ...]
解説 |
tail は、 file が指定されていればそのファイルを、指定されていなければ標準 入力を読み込み、バイト数、行数、もしくは、512 バイト単位のブロック数で指 定された位置以降を表示します。 number に ‘‘+’’ をつけた場合は、入力の先頭からの指定となります。たとえ ば、 ‘‘-c +2’’ と指定すれば 2 バイト目から表示されます。 number に ‘‘-’’ もしくは符号をつけていない場合は、入力の最後からの相対位置の指定となりま す。たとえば、 ‘‘-n 2’’ では最後の 2 行が表示されます。デフォルトでは ‘‘-n 10’’ で、入力の最後から 10 行分が表示されます。 オプションとしては以下のものがあります: |
−b number
512 バイト単位のブロック数で指定します。 −c number −f −F −n number −r もし一つ以上のファイルが指定されていると、それぞれのファイルを表示する前 に ‘‘==> XXX <==’’ という形式のヘッダを表示します。ただし ‘‘XXX’’ はファ イル名です。 診断 |
ユーティリティ tail は、成功すると 0 で、エラーがあった場合は >0 で終了し ます。 |
関連項目
規格
tail ユーティリティは IEEE Std 1003.2-1992 (‘‘POSIX.2’’) のスーパセットで あると考えられています。特に −F, −b, −r オプションは拡張されたものです。 以前の UNIX とのオプション書式の互換は保たれています。ただし、 −r オプ ションが −b, −c, −n 修飾オプションとなったため、完全には互換はありませ ん。以前の tail では ‘‘-4cr’’ としても、 −c が無視されて最後の 4 行が逆順 に表示されましたが、本バージョンの tail では ‘‘-r -c 4’’ と解釈され、最後 の 4 バイトが表示されます。 |
歴史
tail コマンドは PWB UNIX から登場しました。 FreeBSD 10.0 June 6, 1993 FreeBSD 10.0 |