スポンサーリンク

UL(1) FreeBSD 一般コマンドマニュアル UL(1)

名称

ul − 入力中のアンダライン生成コードを端末のシーケンスに変換する

書式

ul [−i] [−t terminal] [name ...]

解説

ul ユーティリティは、 file が指定されていればそのファイルを、指定されてい なければ標準入力を読み込み、アンダラインを表示すべき部分を、環境変数 TERM で定義されている端末にあわせてアンダラインを表示するシーケンスに変換しま す。アンダラインのシーケンスを決定するために、 /etc/termcap が読み込まれ ます。端末がアンダライン機能を持たず、強調表示機能を持っている場合には、 強調表示をかわりに使用します。もし端末が二重印字できる場合、すなわち端末 自体にアンダラインを扱う機能がある場合には、 ulcat(1) と同じになりま す。端末がアンダラインを扱えない場合は、アンダラインを無視します。

オプションとしては以下のものがあります。

       −i

アンダラインのかわりに、次の行の当該位置にダッシュ ‘−’ を表示しま す。画面上で nroff(1) 出力でアンダラインを見たいときには有効で す。

−t terminal
terminal
で端末を指定します。デフォルトでは環境変数 TERM の値が使 用されます。

環境変数

environ(7) に記述されているように、 LANG, LC_ALL, LC_CTYPE, TERM 環境変数 は ul の実行に影響を及ぼします。

診断

ユーティリティ ul は、成功すると 0 で、エラーがあった場合は >0 で終了しま す。

関連項目

colcrt(1), man(1), nroff(1)

バグ

nroff(1) は、通常、バックスペースとアンダライン文字の組とテキストとを交互 に出力し、アンダラインを表します。 ul は、このカーソルの逆方向への移動の 最適化までは行ないません。

歴史

ul コマンドは 3.0BSD から登場しました。

FreeBSD 10.0 August 4, 2004 FreeBSD 10.0

スポンサーリンク