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GROUP(5) FreeBSD ファイルフォーマットマニュアル GROUP(5)

名称

group − グループ許可ファイルのフォーマット

解説

group ファイルは、グループ情報のローカルソースです。 Hesiod ドメイン ‘group’ や、 NIS マップの ‘group.byname’ および ‘group.bygid’ と組み合わ せて使用可能であり、これは nsswitch.conf(5) で制御されます。

group ファイルは改行で区切られた ASCII レコードから成ります。1 レコードが 1 グループに対応し、コロン ‘:’ で区切られた 4 つの欄から成ります。これら の欄の意味は以下のとおりです:

             group

そのグループの名前。
passwd
グループの 暗号化されたパスワード。
gid
そのグループの 10 進数 ID。
member
グループメンバ。

最初の非空白文字がポンドサイン (#) である行はコメントであり、無視されま す。空白・タブ・改行のみからなる行は空行であり、これも無視されます。

group 欄は、そのグループのメンバであるユーザにファイルアクセスを許可する ために用いる、グループの名前です。 gid 欄はそのグループ名に結び付けられた 番号です。両者はファイルアクセスを制御しますので、システム (またしばしば 複数システムの 1 グループ) 中で一意的である必要があります。 passwd 欄はな くてもいい 暗号化されたパスワードです。この欄はめったに用いられることはな く、通常ブランクにしておくよりもむしろアスタリスクが置かれます。 member 欄は group の権利を許可されたユーザの名前を含んでいます。メンバ名は空白や 改行なしにコンマで区切られます。ユーザの /etc/passwd エントリ中にグループ が指定されていれば自動的にそのグループに入ることになりますので、 group ファイル中にそのユーザを追加する必要はありません。

制限

様々な制限事項が該当する機能のところで説明されています。 関連項目の節を参 照してください。

古い実装においては、 1 つのグループは 200 以上のメンバを持つことはでき ず、 /etc/group の最大行長は 1024 文字でした。それより長い行は読み飛ばさ れました。この制限は FreeBSD 3.0 でなくなりました。静的にリンクされた古い バイナリ、古い共有ライブラリに依存する古いバイナリ、互換モードにおける非 FreeBSD のバイナリには、まだこの制限があるかもしれません。

関連ファイル

       /etc/group

関連項目

passwd(1), setgroups(2), crypt(3), getgrent(3), initgroups(3), nsswitch.conf(5), passwd(5), pw(8), yp(8)

バグ

passwd(1) コマンドは group パスワードを変更しません。

歴史

group ファイルフォーマットは Version 6 AT&T UNIX で現われました。コメント サポートは FreeBSD 3.0 で最初に現われました。

FreeBSD 10.0 September 29, 1994 FreeBSD 10.0

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